鬼狩りとバレーボール【HQ】【鬼滅の刃】 (ページ31)

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25話ページ31

～Aside～

今の時刻は夜の10時。

今日の夕食は部下全員が外に出ていた為、あの人達だけの食事会になったらしいんだけど...アオイの話しによると、朝食同様かなり緊張してる様子が見られたんだって。

くそぉ、仕事が無ければ私もあの人達の緊張した顔を見ながら一緒にご飯を食べたかったのに...

『カナエが見張ってたせいで一緒に食べられなかった...』

カナエ「Aが仕事をサボり続けたからいけないのよ？」

『うッ』

まぁでも、今からあの人達の様子を見に行くし、起きてたらいっぱいお話しよーっと。

サァー (襖を開ける音)

『えっ』

え、今の時間は夜の10時だよね？

皆さんもう寝てるよ！？

カ「あらあら。」

最悪、いっぱいお話したかったのに出来なかった。

はぁ、これは明日にお預けかぁ。

サァー (襖を閉じる音)

カ「A、貴方は一体あの子達をどうしたいの？」

『どうしたいって...ちゃんと元の場所に戻そうと思ってるよ？』

カ「...Aはこの子達を玩具だと思ってますの？」

玩具？

カ「ま、昔(・)みたいに何とかなると思いますし、今はAの言う通りにしようかしら。」

『え、何か勝手にカナエの中で解決してるんだけど...』

カ「Aは鬼殺隊の隊長だし友達だし仲間だから、信じようかなと思いましたの。あ、でもしのぶはこの子達を外に出すことに反対してたな...」

うわ、さっきしのぶに睨まれたのはそういう事だったのか。

カ「それにね...」

『え？』

カ「この子達、Aが好きなバレーをやってるんでしょ？」

好きって...

『別に好きじゃないよ。』

カ「ふふっ」

え、何で笑ってるの...？

カ「Aを変える良い機会になりそうですしね。」

私を変える？

『何言ってるの...？』

カ「ま、とにかくみんなAの考えに賛成ってことです。あ、しのぶは違いましたわ。」

え、今の話しのどこに賛成要素があったの？

カ「それよりA、夕ご飯食べてませんよね？」

『え、何いきなり...』

カ「アオイが作ってくださるらしいので、リビングに行きましょ。」

『ちょ、あまり腕ひっぱら』

カ「あ、そういえばしのぶも夕食食べるって言ってましたわ。」

し、しのぶが居るの...！

『ね、寝る...』

カ「相変わらずAはしのぶと仲がいいですね。」

今の会話のどこに仲良し要素があった！？

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