8話 ページ13
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『えっ』
伊「あ!ほんとだ!」
炭「アサヒ、ソラ、リク!探したんだよ!」
えっ、この人達この鴉達を探してたの?
鴉「カーカー」
猫「ニャー」
梟「...。」
炭「うん...うん...なるほど、分かった。」
えっ、今ので分かったの!?
炭「善逸、伊之助。この人達を本部に案内しよ。」
善/伊「は?/はぁぁぁぁ!」
伊「おい、どういうことだ紋次郎!」
紋次郎?この人、名前は炭治郎って言うんじゃ...
炭「アサヒとリクとソラがそう言ってるんだ。信じよう。」
伊「ま、まぁそいつらが言うなら...」
えっ、信じるの? ってか、名前違うことに何も感じないの?
炭「先程はきついお言葉を言ってすみません。本部まで案内するので着いてきてください。」
澤「あ、はい。」
...不思議な人達だなぁ。
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炭「もう少しです。」
...さっきから見たことない紫色の花が咲いている場所を通っているけど、この花は何て言うんだろ?
炭「あ、この花は藤の花って言うんですよ。」
『へぇ、そうなn...え?』
炭「ごめんなさい、驚きましたよね。」
えっ、この人今俺が考えたこと分かったのか?
炭「俺、普通の人より鼻が良いんです。だから臭いだけで人の考えていることが分かるんですよ。」
...えっ。
炭「因みに善逸は耳、伊之助は触覚が良いんですよ。」
善「音で人の感情とか分かるよ。」
伊「まぁ、俺様は山の主だからな!」
えっ、じゃあ今こうやって驚いていることも...
炭「分かりますよ。」
『え、もう考えられない...』
炭「え? ははは、いや毎回は聞いてませんよ。必要な時しか聞きません。今は俺達のことをより知ってもらうために臭いを嗅いで心の声を聞いただけです。」
『な、何だ...そういうことか...』
炭「驚かせてしまいすみません。」
...この人、さっきは怖かったけど本当は優しい人なんだな。
それに我妻さんと嘴平さんも。
炭「あ、そろそろ着きますよ。」
善「...あれ?」
ん?建物の前に3人程こっちを見て立ってるけど...
善「あぁ、早速面倒な人らに見つかったな。」
『え?』
伊「おい、こいつらのことあいつらにどう説明すんだ?あいつら、こいつらのこと警戒してるぜ。」
炭「多分大丈夫だと思う。」
善「いや、何に対して大丈夫って言ってるのお前は?」
炭「とりあえず話を聞いてもらおう。」
本当に大丈夫なのだろうか...
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作者名:CATHERINE | 作成日時:2020年12月17日 21時