6つ目のセカイ【プロセカ】 (ページ5)

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〜みのりside〜

『はぁ、正月にやった音楽番組でのAちゃんも良かったけど...昨日やってた音楽番組のAちゃんの歌とダンス、凄く可愛くてかっこよかったなぁ。』

桜が咲き誇る今の時期に合わせた、Aちゃんの歌とダンス。

これから新たな一歩を踏み出そうとしている人に勇気を与えるといった曲で、作詞とダンスを考えたのはAちゃん本人だとラジオで話していた。

あんな素敵な歌詞とダンスを考えることができるなんて、アイドルを推して良かったなぁ。

愛莉「ねぇ、今日はライブDVD鑑賞しない？」

雫「ライブDVD鑑賞？」

愛「実際にプロのアイドルが、どのようにコンサートを盛り上げているか観て勉強するのよ！」

雫「なるほど。」

遥「それは良いかもね。」

『凄〜い！早速観よ！』

この後、まさか愛莉ちゃんが用意したライブDVDが“赤羽A”だとは、思ってもいなかったな。

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〜一歌side〜

＿＿＿＿＿〜〜！！

...本当に良い声だな。

咲「一歌ちゃん！この前、AちゃんのライブDVDとミュージカルのDVD貸してくれてありがとう！はい！」

咲希はそう言うと、私が貸したDVDが入った袋を渡す。

『どうだった？Aさんの歌とダンス。あと演技は。』

咲「もう、最高だったよ！まさか演技でピアノを弾く姿が見られるとは思わなくて、何度も見返しちゃったよ！」

『ふふっ、そうだと思った。』

志「その人、楽器弾くの上手いんでしょ？１回音楽番組でベースを弾いていたところを見たことがある。」

咲「え！Aちゃんってベースも弾けるの！？」

志「み、見間違いかもしれないけど...」

Aさんが...ベース...

『かっこいいだろうなぁ。』

穂「ふふっ、一歌ちゃんは余程その人のことが好きなんだね。」

『うん。この人ボカロの曲を良く歌うし、たまにボカロの曲も作るの。だから世間では“ボカロ姫”って言われているんだよ。』

咲「そうか！だから一歌ちゃんはAちゃんのこと好きなんだね！」

志「納得したわ。」

咲「あぁ、こんな話してたら会いたくなってきたなぁ。夏にライブあるらしいけど...もぅ今すぐ会いたい！」

...私も会いたいな。

そして、ボカロ曲を好きになったきっかけになったことを伝えたい。

ピカッ

すると突然、ポケットに入れていたスマホが光り出す。

そして...

一/咲/志/穂「『うわっ！！』」

一面に光が広がっていった。

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