6つ目のセカイ【プロセカ】 (ページ3)

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〜東雲彰人side〜

あぁ、眠い...完全に寝不足だ。

今日も練習だっつーのに、まさか昨日の夜あそこまで絵名とライブDVDを観るとは思ってもいなかった。

ー回想シーンー

絵「凄っ...」

ん？リビングで何観てんだあいつ。

『おい、何観てんだ？』

絵「彰人...瑞希から借りたライブDVDを観てるところ。瑞希はこのアイドルを推してるそうなんだけど、彰人はこのアイドル知ってる？」

『アイドル？』

何だ、ただのアイドルか。

『いや、俺はアイドルに興味な＿＿＿＿』

テレビ「キャァァァァァァァァ！！」

絵「うわっ！びっくりした...」

特に観るつもりは無かったが、俺はテレビに目を向けた。

『っ！』

するとテレビには、アイドルにしてはかっこよく、キレキレのダンスをする女の人が映っていた。

『すげぇ...』

？「＿＿＿＿＿！＿＿＿＿＿〜〜〜！！」

しかも、くっそ歌うめぇ。

絵「やばい...私もファンになりそう...」

『...俺も。』

絵「ちょ、もう2つ借りたんだけど観る？」

『観る。』

ー回想シーン終了ー

まさか、あそこまでハマって観るとは思ってもいなかった。

『はぁ...』

冬「彰人、元気がないのか？」

『うおっ！お前...いつの間に横に居たんだよ...』

冬「今だ。おはよう、彰人。」

『お、おぅ...』

冬「ため息付いていたが、大丈夫なのか？」

『あ、あぁ大丈夫。ただの寝不足だ。』

冬「そうか......なら、少しの間メイコさんのカフェに寄らないか？少しでも休むといい。」

こいつ、もしかして夜遅くまで練習してたと思ってるのか？

まぁ、今後の参考にしてたと言っても間違いじゃねぇか。

・

メイコ「あら、いらっしゃい。」

冬「おはようございます。」

ミク「ふふっ、どうやら2人も(・)メイコの店に来たのね。」

2人もって......まさか......

『お前らも居たのか。』

杏「あら？居ちゃ悪い？」

こはね「あ、青柳くん、東雲くんおはよう。」

冬「おはよう。白石と小豆沢も来ていたのか。」

杏「そ！こはねとライブ映像観ようと思ってね。」

ライブ映像？

こ「青柳くんと東雲くん知ってるかな？この人なんだけど...」

こはねはそう言い、俺と冬弥にスマホの動画を観せる。

『っ！』

するとそこには、昨日絵名と観た“赤羽A”が映っていた。

......あれ？その名前、ずっと前から知っていたようなぁ...

いや、気のせいか。

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