1000年後の呪術界【呪術廻戦】 (ページ7)

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6話ページ7

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ラッパスイセンが男の子の周りに咲くと、今度は手を当てた場所が青く光り出す。

五「あいつ、あのガキは死んでるのに何をやってんだ？」

釘「分からない。」

女性が一体今何をしているのか、俺らは全く理解が出来ず、ただその場から見守ることしか出来なかった。

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しかしその後、予想外の展開が起こる＿＿＿＿

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男の子「かはっ！はぁ...はぁ...」

突然、男の子が息をし始めた。

その予想外の光景に、俺らは口と目を開いたまま固まってしまう。

男「あれ？ここは...」

？「...廃墟のビルだよ。」

男の子は上半身を起こすと、状況が理解してないのか女性に居場所を聞く。女性は男の子の顔を数秒じっと見ると質問に返答した。

？「君、何でこのビルに入ったの？」

『えっと...路地裏に入ったらここにビルが建っていて、何の建物か知りたくて入っちゃった。ごめんなさい。』

今度は女性が男の子に質問すると、男の子はビルに入った心境と自分のしたことが悪いことだと思ったのか、頭を下げ謝り出す。

女性はその発言と行動に表情を崩さず真顔のまま見ていると、左手を男の子の頭に置き撫で始めた。

？「好奇心旺盛なのは良いこと。ただ今回は場所が悪かっただけ。だから気にしなくていい。」

男「...うん！」

女性の言葉に安心したのか、頭を上げ女性の顔を見た後満面の笑顔で男の子は頷いた。

？「A様！ご無事ですか！」

出入口のある方向から、今度は別のスーツ姿の女性が駆け寄ってきた。

？「香織、私は無事。それよりこの子を早く高専に連れて兄さんに精密検査してもらって。この子、1度死んで生き返らせたから。」

香「は、はい！今すぐ高専にお連れします！初めまして、斉藤香織と言います。突然ではありますが、私達と一緒に高専に来て頂けますでしょうか？」

香織という女性は男の子と同じ目線になり、優しく丁寧な口調で会話を始める。

男「高専って何？」

香「高専とは私達が働く学校のことです。」

男「お姉さん達の働く学校なの！行ってみたい！」

香「では、お連れしますね。」

香織さんは終始優しく丁寧な言葉で話すと、男の子と香織さんはその場から立ち上がり出入口へと歩き始めた。

しかし男の子を蘇らせた女性は、その場から動こうとはしなかった。

？「香織、先に車に向かってて。少しこの人達と話したいから。」

すると女性は、香織さんに向かってそう言った。

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