謎のゲーム【JW】 (ページ10)

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9話ページ10

～重岡大毅side～

話の内容は聞こえへんけど、1階から淳太と濵ちゃんの声が聞こえてくる。

小「淳太と濵ちゃん、一体何の話してるんやろ？」

神「分からへん……もしかしたら、ゲームの話かもしれんな。」

小「え、じゃあ俺らリビング行ったら襲われるっちゅうこと？」

その可能性はあるかもしれんな……

桐「あ、やっぱりそこに居った。」

藤「照史…！」

桐「足音が聞こえんくなったから、何かあったんやないかって心配したよ。」

神「ご、ごめん……」

桐「別にええで。それより、ご飯出来とるから、はよみんなで食べようや。」

神「わ、分かった。今から行く。」

……俺も行こ。

ギュッ

『え？』

桐「しげは少し俺と話そうな。」

『照史？』

後ろから抱きついてくるなんて、照史にしては珍しいな。

一体なんやろ？

『照史？ど、どないしたん？』

桐「しげのことやから、俺のお願い聞いてくれるよな？」

お願い？

桐「俺にキスしてや。」

『…………は？』

桐「神ちゃんも流星も望も、3人とも俺が言ってもやってくれないんや。しげは、俺にやってくれるよな？」

『あ、照史がどうしてもって言うなら……』

桐「ふふ、素直やないな～しげは。」

チュッ

『んッ、ぁ、』

照史のキス、淳太と同じくらい上手い。

『んッ！？』

あ、照史の手が！俺の服の中に！

『ん、んんっ、』

声が、漏れる……

『あ、きと……』

桐「やっぱりしげは可愛ええな～。ここ、触られて気持ちええやろ？」

『んぁ！あき、やめ、あんっ、』

ど、どないしよ。

声が漏れちゃう。

桐「しげ、気持ちええ？」

『あ、あき、ば、ばれる、からぁ、んッ！』

バレる言うてんのに、何でキスすんねん！

桐「しげ、続きはまたな。」

『あ、あ、照史のアホ！』

桐「しゃ、しゃあないやん！しげが可愛えかったんやから！」

『か、可愛くないねん！んッ！』

ま、また…！

『あ、照史！』

桐「…俺、ほんまに可愛ええと思った人にしかキスせえへんから。」

え？

桐「ほら、リビング行くで。」

ギュッ

『あ、照史……手、離して……』

桐「階段降りるまでやから、バレへん。」

あ、照史がこんなにかっこえかったなんて……

俺、知らんかった。

桐「しげ、階段に気をつけてな。」

『……うん。』

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