謎のゲーム【JW】 (ページ28)

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27話ページ28

～小瀧望side～

しげ、なかなか来へんな。

神「しげ、遅いな。」

藤「望、迎えに行ったら？」

『…そうする。』

来へんってことは、まだリビングに居るっちゅうことか？

まさか、リビングで淳太と……

濵「望？」

『濵ちゃん？』

濵「これからどっか行くん？」

『しげが部屋に来へんから今探してるん。なぁ、しげ見てへん？』

濵「しげ……」

濵ちゃん？

『ど、どうかしたん？濵ちゃ…んッ！』

濵「んッ、」

えっ、どういうことや？

どないして今俺、濵ちゃんとキスしとるんや？

『はま、ちゃん？』

濵「…ここだとバレるから、俺の部屋行くで。」

『え？』

濵ちゃんの部屋で一体何をするんやろ？

って、こんなことしとる場合やない！

今すぐしげを探しに行かんと！

『は、濵ちゃん、俺しげを探しに行かん』

ドンッ

『と……』

濵「うるさい。」

『は、濵ちゃん？』

濵「またしげの名前言うたら、どうなるか覚えとき。」

あれ？

もしかして濵ちゃん、怒っとる？

『濵ちゃん、しげと何かあったん？』

濵「…また言うた。」

『え？』

濵「約束を守れへん望には……」

ちょ、濵ちゃんの顔が近なっとる。

またキスされるんじゃ……

濵「ふふっ。なに？キスされると思ったん？」

『え？』

濵「安心しい、それ以上のこともしてやるから。」

そ、それ以上って…！

『は、濵ちゃん……手離してや……』

濵「ええで。」

ドサッ

『うっ！』

濵「はは、上から見ても望の顔は整っとるなぁ。」

あかん、ベッドに押し倒された。

濵ちゃん、細いくせに力は強いから上手く逃げられへん。

濵「望、今夜は寝かせへんから、覚悟しとき。」

もう、どうなっても知らんからな。

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