検索窓
今日:6 hit、昨日:11 hit、合計:50,926 hit

42 ページ46

そのままジョセフの肩に担がれたまま、気付けば全く見たことのない閑静な住宅地の中に居た。
まぁ、記憶を失っているから見たことないのは当たり前なのだが。

でも、本当に見たことがないかもしれない。いつも通っている道から、1つ細い道に入っただけで、印象は大きく変わるものだ。
少し迷った後、ここに繋がってたのか。なんてことはよくあると思う。

肩から降ろされた私は、やっと地面に足を着けた。
ずっと肩でお腹を圧迫されていたせいか、うっと腹痛が襲ってきた。
「Aが苦しそうじゃあないですか、貴方が人攫いみたく連れて来るからですよ、ジョセフ」
ジョルノがため息をつきつつ言う。

「ああ〜ん?人攫いだなんて人聞き悪ィなぁー。また居なくなんねーよーにってがっちりホールドして連れて来たんでしょーが」
膨れつつジョセフは返すが、
「それが人攫いですよ」
とすかさず言われ、両頬を、餌を蓄えたリスのように膨らませたまま黙った。


「それじゃあ、ジョナサンに報告にいきますか」
ジョルノがそう言うと、私の手を引いて、豪邸の敷地内に入っていった。
なお、私が豪邸の存在に気付いたのはたった今、このときだった。
肩に担がれていて、進行方向とは真逆の風景しか見えていなかったのだから、まぁ仕方の無いことではあるが。

庭は、海外の大豪邸のように、ゴルフのコースやら噴水やらプールがあるようなものほど広くは無いが、日本にあるものとしては充分すぎるほど大きかった。
もしや、その手の人なのでは…?と足を踏み出すのを躊躇したが、記憶を取り戻すヒントになるかもしれないと、覚悟を決めて1歩また1歩と踏み出した。

記憶が、戻るのなら………!

43→←41



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:ジョジョ , 荒木荘 , もやし。
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もやし。(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます!そうなんですよね…周りに7部分かる人が少なくて、大統領推しがいないんですよ……高校受験!応援してますね! (2020年10月6日 19時) (レス) id: dd72e70a86 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - ボスの推し四人共に私と一緒なんで嬉しかったです!特に大統領推しがいなくて(そもそもジョジョ知っている人が居ないんですが)高校受験なのでこれ見て頑張ろうと思いました! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 5bcc3d1fdd (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - 裕華さん» なんと!親近感!ありがとうございますwでも、結構前の絵なんで、今のとは若干違うかもです(((^_^;) (2016年6月24日 17時) (レス) id: 06cd7e30ba (このIDを非表示/違反報告)
裕華 - もやし。さんの絵が私の絵に似ていてなんか親近感わくww (2016年6月24日 17時) (レス) id: d6370e6be5 (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - 令さん» 納得していただけて良かったです! (2016年4月5日 13時) (レス) id: 06cd7e30ba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もやし。 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2016年2月26日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。