検索窓
今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:50,920 hit

30 ページ34

「こんなこと聞くのも恥ずかしいんですけど………ディエゴさんも、ヴァレンタインさんも」
「ファニーでいい。むしろそう呼んでくれ」
質問を投げかけたとき、そうヴァレンタインに言われる。

それに頷き、訂正を入れて、もう一度同じ質問をする。
「それで、その…ディエゴさんもファニーさんも、他の皆さんもなんですけど、私のどこを好きになってくれたのかなって……」
少し心配で不安だったことを聞けば、ディエゴがプッと吹き出して笑う。
「なんだ、そんなことか。前のお前からは想像できない台詞だな」
そう言って笑うディエゴに、自分がどんな性格をしていたのか、益々興味が湧く。

「そうだな……私は、初めは周りを振り回すほど明るい性格が好きだったな…その後に他のところも好きになった」
本人の前で照れるな、と恥ずかしそうに頭を掻きながら、ヴァレンタインがそう言う。
周りを振り回すほどの明るい性格……と思っていると、
「いや、でも、今の君も充分魅力的だがな」
と、焦ったような声が聞こえた。

「えっ、と……?」
何故、急に私の話が?いや、記憶を失う前の自分自身の話をしていたのだが。
何故焦っているのかと頭に疑問符を浮かべれば、
「記憶を無くす前の君に嫉妬するのではと思ってな…」
とヴァレンタインは言った。

「あんた、どんだけ自惚れてんだよ」
ディエゴが呆れたように口を開く。
「そうか?今Aに一番好かれているのは私だと思うが。自惚れも何もないだろう」
さらっとヴァレンタインから零れた言葉に、ディエゴは大きくため息をついた。

でも、確かに、みんなのこと嫌いじゃないけど、
その中でファニーさんは、頼りたくなるような、寄り添っていたいようなのは少しあるんだよね…。
それが、恋なのかは分からないけれど。

31→←29



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
66人がお気に入り
設定タグ:ジョジョ , 荒木荘 , もやし。
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もやし。(プロフ) - オタクさん» コメントありがとうございます!そうなんですよね…周りに7部分かる人が少なくて、大統領推しがいないんですよ……高校受験!応援してますね! (2020年10月6日 19時) (レス) id: dd72e70a86 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - ボスの推し四人共に私と一緒なんで嬉しかったです!特に大統領推しがいなくて(そもそもジョジョ知っている人が居ないんですが)高校受験なのでこれ見て頑張ろうと思いました! (2020年10月6日 0時) (レス) id: 5bcc3d1fdd (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - 裕華さん» なんと!親近感!ありがとうございますwでも、結構前の絵なんで、今のとは若干違うかもです(((^_^;) (2016年6月24日 17時) (レス) id: 06cd7e30ba (このIDを非表示/違反報告)
裕華 - もやし。さんの絵が私の絵に似ていてなんか親近感わくww (2016年6月24日 17時) (レス) id: d6370e6be5 (このIDを非表示/違反報告)
もやし。(プロフ) - 令さん» 納得していただけて良かったです! (2016年4月5日 13時) (レス) id: 06cd7e30ba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もやし。 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai  
作成日時:2016年2月26日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。