改めて ページ8
「あの部屋の中に何があるんですか？」
入るな近付くなと言われると、どうしても気になってしまい素朴な疑問を投げる。
「仕事で使う道具だよ。Aが入ったら怪我しちゃうかもだし」
「そ…うなんですね」
「何だと思ったの？」
「もっとこう…お金関係の。貴重品とか…？」
「お金じゃあないけど、まぁ貴重品なのは確かだね」
「何のお仕事をされてるんですか？」
「んー…近しいもので言ったら、除霊関係かなあ」
「除霊？幽霊とかの？」
「いやいや、もっとタチ悪いよ。呪霊とか呪いとかそういうの」
ひしっと背中に冷ややかな感覚が落ちる。
『呪霊』とは何だかわからないが、言葉の響きからして地縛霊とかの厄介者の類だろうか。
ホラー物は信じるか信じないで言ったら、信じてしまう。その手の職場があるなら尚更。
「胡散臭い」と一蹴する人もいる。私もそっち側の強い人間になりたかった。
「あれ？怖かった？ごめんごめん、こういうの苦手だったね」
「いっ、いえ。神職みたいなお仕事ですか？」
「ふははっ！そんな改まったモノじゃないよ」
確かに、彼のような人が神職に就いていたらかなり違和感がある。(主に格好が)
外見を見るに、てっきり俳優とかモデル関連の人だと思っいた。
そもそも、除霊師とは何なのか
「ああ、そうだA」
「何でしょう」
「ここにはね、僕とAが暮らす上での約束がいくつかあったんだよ」
「約束…？」
「そう。Aを守るために�狷鷽有瓩悩遒辰董∈�までずっと守ってきたやつ」
「なるほど…。ぜひ教えて頂きたいです」
悟さんが、真っ直ぐと私を見つめる。
やっぱり、息を飲むほどに綺麗な人だ。青空を閉じ込めたような瞳がキラキラと煌めいている。
「…今から言うことは絶対厳守だよ」
「わ、分かりました」
「もし破ったら…どうしようかな」
彼は私を見定めるように上から下へ、下から上へ視線を揺らいだ。
「痛い目見てもらうかもね。破った日からず〜っと、Aを僕の�犢イ�なように�瓩垢襪痢Ｌノ賄�だなぁ」
「ひっ」
「ヤだな〜！怖がらないでよ。破らなきゃ良いだけの話だから。ね？」
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松野星月(プロフ) - コメ失礼します！わー、心に来る。続きがますます気になりました！楽しみに待ってます！ (2023年5月4日 16時) (
レス) @page37 id: 7e5eb61c5c (このIDを非表示/違反報告)
ナミ - コメント失礼します！すごく面白かったです！質問なのですが,この作品は完結でいいのですか？内容的に途中だと思うのですが…もし,続きを書く予定があるのなら続きみたいです！更新頑張ってください(^^) (2023年3月21日 14時) (レス) id: cbde72f558 (このIDを非表示/違反報告)
のんのんた(プロフ) - 一般タコピーさん» 返信遅れてごめんなさい！コメントありがとうございますっっ！！身に余るお言葉ですがめっっっちゃくちゃ嬉しいです(/Д`;💕︎ 不定期になってしまいますが、更新頑張ります！- ̗̀( ˶^ᵕ'˶)b (2022年12月19日 13時) (レス) id: a4f760f5fa (このIDを非表示/違反報告)
一般タコピー - 神作品だ！作者様の文才が素晴らしくて一気に読んでしまいました！更新頑張ってください！ (2022年12月15日 18時) (レス) id: e79aa4edc0 (このIDを非表示/違反報告)
のんのんた(プロフ) - あさん» 嬉しいです！！ありがとうございます！私も好きです！！！(唐突) (2022年12月13日 17時) (レス) @page36 id: a4f760f5fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんのんた | 作成日時：2021年10月4日 4時
