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だって教えればパンツ見せてくれるんでしょ……と気持ち悪いことを吐(ぬ)かす気持ち悪い佑亮くんの腹を再び殴ってやると、今度こそ彼は、息絶えた。









「……そんなに言いたくないなら、もういいよ」





「いや僕今言おうとしたよ。

そしたらAちゃんが殴ったんだよね」





「うるさいもう言い訳しないで下衆野郎(げすやろう)」





「さっきから口悪いよ……」









佑亮くんなんて知らない。






いつまでも勝手に一人でイライラしてればいいんだ。









ふんっ、とそっぽを向くと佑亮くんがごめんごめんと私の機嫌を伺う。









佑亮くんって、私に謝ってばっかりなんだよね。









何も悪いことをしていない時も、二言目には、ごめん、だ。









それは佑亮くんのいいところでもありダメなところでもあると私は思う。









「佑亮くんってさ、私に遠慮してるよね」





「……遠慮?」





「うん。

私は佑亮くんに遠慮なんてしたことないけど、佑亮くんはいつもどこかで私に気を遣ってる」





「………」









抗弁しない、ということは図星だったんだろう。









「私、佑亮くんのこと好きだよ」





「……え」




「でもそれって、

私の独りよがりな気がするの」





「……Aちゃん」









僕はAちゃんのこと……と小さく呟いて、そのまま押し黙ってしまった佑亮くんは、悲しい表情を浮かべる。









ごめんね佑亮くん。








そんな顔をさせたいわけじゃなかったんだよ、私は。









「私と一緒にいるのが嫌だったら言ってくれていいんだよ」





「ちが……っ」





「私、佑亮くんしか友達いなくて、きっと依存しちゃってたよね」





「Aちゃん聞いて。

それは本当に違うから。一回ちゃんと話そう」





「……何度も話そうとしたけど、

佑亮くんは私に大事なことを教えてくれないじゃん」









そう言って、まぶたを閉じる。









なんでこんな皮肉な言い方しかできないのかな。






嫌になるな、自分が。









次に目を開けたら。









佑亮くんが、唇を噛みしめて、泣いていた。









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a(プロフ) - この作品面白くて好きです!更新楽しみにしてます! (2018年4月8日 12時) (レス) id: 74dd49b2ab (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 何回も読み返してるんですがやっぱり面白いです!更新楽しみにしています(*´`*) (2018年2月21日 14時) (レス) id: 55d5e7764b (このIDを非表示/違反報告)
(^o^) - とっっっても面白いので更新お願いします!! (2018年2月18日 16時) (レス) id: 5114fe0a2f (このIDを非表示/違反報告)
- 最近読んで、とてもキュンキュンさせて頂きました!お忙しいとは思いますが、次の投稿気長に待ってます! (2018年2月11日 18時) (レス) id: 702ae182f8 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - めっっっちゃめちゃ大好きです!!なんでなの!?ってくらい面白くて作者さまのギャグ線かなり高いなって即思いました!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年2月2日 13時) (レス) id: bbcc6b4115 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神楽*ヤデ | 作成日時:2017年11月7日 9時

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