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何やら重大なことに気づいてしまったみたいで固まる。








私、船津稜雅に彼女がいないと勝手に思い込んでいた。









考えたことなかった。




船津稜雅に彼女いるのか、いないのか。









教室がわあわあ盛り上がる中で、一人そんな疑問を胸に抱える。






そのうち私にもくじがまわってきて、適当に紙を選ぶ。24番だ。









昔から私は。





自分を悩ます疑問が現れると、きちんと解決しないと気が済まない性格で。









今回もそうらしかった。




胸がモヤモヤする。知らなければおそらくずっとこのままだ。









「あ、俺17番だ。Aさんは?」





「……船津稜雅って、その、

彼女いますか?」





「え?」





「彼女いますか?」





「……ナニイッテルノ?」









もし彼女がいるって言われても、船津稜雅と関わるのをやめたくないと思うのは、欲張りなのだろうか。









ああ、恋愛経験のなさがここでも足を引っ張る。





彼女持ちに対する接し方が、私にはわからないのだ。









「いるんですか?いないんですか?」





「……いるっ、ていったら?」





「今慌てて船津稜雅への接し方を考えているところです」





「ははっ、なにそれ!」









船津稜雅が白い歯を見せてくしゃっと笑う。









彼のこの笑顔は嫌いじゃない。




見ていて、とても安心するから。









私が引いたくじを、船津稜雅にひょいっと奪われる。









「お、24番」




「……あの、彼女は」




「俺たち、運命かもね」




「……へ」









そう言われて黒板を見る。







17番と24番は、隣の席だった。









「―――俺、彼女いないよ。」









バカだねAさん、と船津稜雅が笑った。









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a(プロフ) - この作品面白くて好きです!更新楽しみにしてます! (2018年4月8日 12時) (レス) id: 74dd49b2ab (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 何回も読み返してるんですがやっぱり面白いです!更新楽しみにしています(*´`*) (2018年2月21日 14時) (レス) id: 55d5e7764b (このIDを非表示/違反報告)
(^o^) - とっっっても面白いので更新お願いします!! (2018年2月18日 16時) (レス) id: 5114fe0a2f (このIDを非表示/違反報告)
- 最近読んで、とてもキュンキュンさせて頂きました!お忙しいとは思いますが、次の投稿気長に待ってます! (2018年2月11日 18時) (レス) id: 702ae182f8 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - めっっっちゃめちゃ大好きです!!なんでなの!?ってくらい面白くて作者さまのギャグ線かなり高いなって即思いました!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2018年2月2日 13時) (レス) id: bbcc6b4115 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神楽*ヤデ | 作成日時:2017年11月7日 9時

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