となりの××事情。

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こうやってあからさまに嫌味を言われるのはもう慣れた。









というのも、船津稜雅はその容姿と性格で、





学年では結構目立つ存在。









なのにこんな地味で冴えない私なんかに構うから(主にエ ロ絡みだが)、






ギャル軍団の怒りの矛先はあれよあれよと私に向けられるのである。









そりゃイケてる男子が地味な女子に話しかけてるのは、面白くないのかもしれないけど。









私からしてみればそんなこと知ったこっちゃない、って感じだ。













「……私が話しかけてるわけじゃないですし」





「はあッ！？」









ああ、しまった。








無視しておけばいいものの、なんとか言い返したくなってしまったのが私の癖。









「あと、ブスではないです。

たぶん」





「……っ」






「失礼します」









ああもう。くそ。船津稜雅。







お前のせいでこんな面倒くさいことになってるんだからな。









なんて思いながら、昼ごはんを買うため購買に向かった。









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