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もしや、とは思ったのだけれど。
「あ〜、こりゃだいぶ腫れてるね。
どーしたの?」
「転んでしまって」
「一応湿布貼っとくけど、
痛みが続くようだったらちゃんと病院行くのよ」
「はい。ありがとうございます」
どうやら伊藤さんに突き飛ばされた時に腰を強く打ち付けてしまったみたいで。
あまりにも激痛が走るから保健室に来てみたら、案の定これだ。
正直歩くのもやっとなくらいだが、学校を早退してまで病院には行きたくない。
やっとの思いで教室に到着する。
伊藤さんは、ギャル軍団と楽しそうにおしゃべりをしていた。
絶対に怪我してるってバレたくない。
バレたら最後、何をされるかわからない。
「Aちゃん」
机に項垂(うなだ)れながら、身体の中からジンジンと響くような痛みと戦っていたら、
佑亮くんに声をかけられた。
「佑亮くん、どうしたの」
「今日の委員会のことなんだけど」
……あ、すっかり忘れていた、図書委員。
本当なら早く帰って病院に行きたいところだけど、仕事をサボるわけにはいかない。
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神楽*ヤデ(プロフ) - こすもさん» ありがとうございます( ´ ;ω; ` )更新頑張ります。 (2017年11月7日 8時) (レス) id: 58e94f9930 (このIDを非表示/違反報告)
神楽*ヤデ(プロフ) - まほさん» ああああ、嬉しいです。ありがとうございます( ´ ;ω; ` ) (2017年11月7日 8時) (レス) id: 58e94f9930 (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - いつの間にか、この小説が塾終わりの楽しみになってました!(笑)更新待ってます(^-^) (2017年11月6日 21時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 最高です!私の推しの2人の話だし、変態な私には面白すぎます笑笑 (2017年11月6日 20時) (レス) id: 6346b04b3b (このIDを非表示/違反報告)
クソガキ推し - 先生がヒーローだったりして(笑) (2017年11月6日 18時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神楽*ヤデ | 作成日時:2017年10月28日 11時