Deviation dei arousal 10〜秘密〜 ページ45
バール｢儂はひたすら語り続けた。この女の一部となった獣どもを争わせ続け、休む間もなく傷を与え続けた。
その結果、獣どもはこの女の体から少しだけ己の一部を出せるようになった。
奴らは両方とも宵闇に勢いを増す類の獣じゃったからな。徐々にこの女から眠りを奪い、1万年後には完全に眠れなくさせた｣
キャトラ｢眠れなくさせたって･･･え！？Aほんとは寝てなかったの！？｣
バール｢正確には目を閉じていただけじゃ。まぁその間、この女には儂らの声をずっと聞かせておったがな｣
次々と明らかになるAの秘密。
ルーナは怒りを込めてさらに問い詰める。
ルーナ｢だったらどうしてAは私達に相談しなかったの！？そんなに苦しんでたなら私達を頼っても＿＿｣
バール｢頼る、じゃと？･･･クックックックックックッハーッハッハッハッハッ！！！｣
ジュダ『貴様････！何がおかしい！？』
バール｢いやはや滑稽滑稽！！この女がお主らを頼るじゃと？無理に決まっておろう！｣
オモチ｢なぜそう言い切れる！？｣
バール｢では聞くが、なぜこの女がお主らや他の連中を頼ろうとしなかったのか、分かるか？｣
キャトラ｢そ、そんなの分かる訳ないでしょ！｣
それを聞いたバールはほくそ笑んでこう言った。
バール｢教えてやろう。この女には一時期痛みに耐えきれなかった頃があった。
そんな時に現れた人間どもの気遣いに甘えて頼ろうとした時＿＿＿
儂がこの女の意識を半分奪ったからじゃよ｣
全｢｢｢｢｢｢！！！！！！｣｣｣｣｣｣
アイリス｢意識をっ････？｣
バール｢本来なら全て奪ってやりたかったのじゃが････周囲の人間どもを皆殺しにするには十分じゃったわい｣
ルーナ･オモチ｢なっ･････！｣
ジュダ『･･････！！』
自分の意識とは無関係に人を殺めてしまった。
その苦痛がAを縛り付けたのだ。
バール｢結果、この女の反抗心を強めてしまい、枷をより強固にしてしまったが、それも今日までじゃ＿＿＿＿
さあ争え！獣ども！儂をこの呪縛から解き放て！！｣
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雪碑(プロフ) - ありがとうございます！確かにそうですね。いくら30000年も生きてるとはいえ、日常生活にまで影響出てますしね。 (2016年12月25日 14時) (
レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - いいんですか？ありがとうございます！ (2016年12月19日 13時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - あの神竜ちゃんが出る小説ですか？ぜひお願いします！読んでみて面白かったので♪ (2016年12月19日 2時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - はい♪応援ありがとうございます！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
たあ - 面白いですね！(^^)これからも頑張ってください！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: f06e5483d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪碑 | 作成日時：2016年12月11日 17時
