Deviation dei arousal 9〜争い〜 ページ44
アイリス｢え････！？｣
キャトラ｢な､何よここ！？｣
真っ暗な闇の中。至る所に飛び散っている血。
そして＿＿＿＿
オモチ｢あれは････｣
センリ達から遠く離れた所で、白い虎と黒い豹が争っていた。
お互い血だらけで、四肢や首に枷がついた状態で。
キャトラ｢何で虎と豹が戦ってるの！？｣
ルーナ｢獣としての本能････じゃない。もっと根本的な･･･｣
ジュダ｢････〈光〉と〈闇〉の争いか｣
？｢その通りじゃ････｣
全｢｢｢｢｢｢！！！！！！｣｣｣｣｣｣
突如、上空に禍々しい炎が現れ、その中央に手足を縛られ、身体中に謎の呪文が刻まれた老人が現れた。
キャトラ｢だだだ誰よこのお爺さん！？｣
オモチ｢お前は･････！｣
ジュダ｢〈世界の我儘〉･･････！！｣
ルーナ｢バール･････！！｣
バール｢クックックックッ･･･｣
驚いたり、身構えたりする一行を嘲笑うバール。
バール｢クックックッ、安心するがいい･･･ここにいる儂は単なる欠片じゃ｣
ルーナ｢お前･････！！Aに何した！？｣
いつもと違う口調でルーナは槍を構えた。
バール｢儂は語り続けただけじゃ。理性を捨て、この世の〈均衡〉を崩せとな｣
ジュダ『･･･ならばなぜ、Aはあれほどにまで苦しんでいる？』
大声ではないものの、ジュダは狼に変身して威嚇した。対し、バールは嘲笑うようにゆっくりと語りだした。
バール｢クックックッ･･･この女は貴様らより遥かに長く生きているが故、貴様らより先に『声』を聞いた。儂と獣どもの声をな。
この女は心身共に強力だった故乗っ取ろうとしたが、思いの外精神力が強く、獣どもにも邪魔され瞬く間に抑え込まれてしまった････。
そこで儂は思い付いた｣
途端にバールは口元を歪めてこう言った。
バール｢獣どもを使って憔悴(しょうすい)させようとな｣
ジュダ･ルーナ･オモチ｢｢｢！！！｣｣｣
バール｢幸い奴らは不仲じゃったから、争わせるのは容易じゃったわい。まぁ儂にも影響は出たが｣
センリ｢！｣
よく見ると、バールもそこかしこに傷を負っていた。
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雪碑(プロフ) - ありがとうございます！確かにそうですね。いくら30000年も生きてるとはいえ、日常生活にまで影響出てますしね。 (2016年12月25日 14時) (
レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - いいんですか？ありがとうございます！ (2016年12月19日 13時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - あの神竜ちゃんが出る小説ですか？ぜひお願いします！読んでみて面白かったので♪ (2016年12月19日 2時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - はい♪応援ありがとうございます！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
たあ - 面白いですね！(^^)これからも頑張ってください！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: f06e5483d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪碑 | 作成日時：2016年12月11日 17時
