双獣の過去 その5 ページ19
私は2人の話を聞いた後、彼、もといジュダの狼姿を見た。
A｢凄いな｣
青年｢ジュダだけじゃないよ。ルーナも変身出来るんだ｣
『彼』はこの場にいないジュダの妹、もといルーナの事を自慢気に言った。
因みにルーナは昼寝中らしい。
すると『彼』は私をじっと見つめてこう言った。
青年｢お姉さんは･･･何だろう。1匹だけじゃないね｣
A｢･･･本当に分かるんだな｣
ジュダ｢お前も変身出来るのか？｣
人間に戻ったジュダの質問に、私は返事代わりにまず黒豹に変身した。
ジュダ｢ほう･･････｣
青年｢へぇ、お姉さんは黒豹かぁ｣
2人は大して驚かなかったが、次に白い虎に変身した時、反応は一変した。
ジュダ｢！？｣
青年｢Σえ！？どういう事！？｣
A『さあな。私にも分からん』
私が人間の姿に戻ると、『彼』は歓喜の声を上げた。
青年｢凄いよ！虎と豹に変身出来るなんて！｣
A｢そうか？｣
青年｢うん！あ、そうだ！僕ね、お姉さんの名前考えてたんだ｣
A｢私の･･･？｣
青年｢A･フィーネ･ヴィア･ウェリタスってのはどう？お姉さんにぴったりだと思うんだ♪｣
この時初めて、名無しだった私は『彼』に名を与えられた。
A｢やけに長いな。ジュダのもそうだが｣
青年｢だって綺麗な言葉が一杯あったんだもん。という訳でさ、A。君の力も貸してほしいんだ｣
A｢･･･簡単な事ではないぞ。国を創るにはまず大量の資金が必要になるしそれに＿＿｣
私は国創りに関する事を説明すると同時に
A｢と、いう事だ。志が高いのはいいがだからといって＿＿＿｣
青年｢A･･･｣
『彼』は私の手を握り、はっきりとこう言った。
青年｢その話詳しく聞かせて！｣
こうして長い年月をかけて、彼は帝国の王となった。
延命する技術も教えてくれと言われた時は驚いたが、最後まで見届けるためにも、力を尽くした。
そして今、私は彼らと共に、ここにいる。
けれど、
私は＿＿＿＿
ーーーーーー
これが噂のシリアス症候群でしょうか。
ギャグとほのぼのを増やすはずが････！
って事で次、例の一家出します！
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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雪碑(プロフ) - ありがとうございます！確かにそうですね。いくら30000年も生きてるとはいえ、日常生活にまで影響出てますしね。 (2016年12月25日 14時) (
レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - いいんですか？ありがとうございます！ (2016年12月19日 13時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - あの神竜ちゃんが出る小説ですか？ぜひお願いします！読んでみて面白かったので♪ (2016年12月19日 2時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - はい♪応援ありがとうございます！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
たあ - 面白いですね！(^^)これからも頑張ってください！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: f06e5483d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪碑 | 作成日時：2016年12月11日 17時
