双獣の過去 その2 ページ16
五千年も獣として生きてきたため、当然字は読めなかった。
だがそれは、異常なくらい湧いた知識欲によって知ることができた。
そして知識欲もまた、以前まであった食欲と同じくらい湧いた。
私は字に留まらず、多くの事を知った。
世界の成り立ちや国ごとの特色、地形、食べ物、種族、動物、植物等･･････。
しかしそれも、同じく5000年経った頃にはすっかり満たされた。
当時争いの絶えなかった〈統合機関〉と〈ネクロニア王国〉に関する事を最後にな。
････思えばあの時代はまだルーンが無かったため、いくつもの自然が汚染されていたな。
私には関係の無い事だが。
ともかく底知れなかった空腹を満たし、あらゆる知識を身に付けた私は、特に何をするわけもなく各地を旅しながら、あらゆるモノの栄えと滅びを見ていった＿＿＿
それからまた何千年か経ったある日、
私は『彼』に会った。
〜〜
あの日は吹雪だったため、私は洞穴に避難して過ごしていた。
？｢あの････｣
そこへ毛皮のコートを着た3人の親子がやって来て、その内の母親が私に話しかけてきた。
母親｢どうか、一晩泊めてくれませんか？何分この大吹雪なので･･･｣
A｢･････好きにしろ。私はここの主ではない｣
母親｢ありがとうございます･･･！｣
父親｢すいません。なんとお礼を言ったらいいか･･･｣
A｢礼などいらん。貴方達はこの付近の村の者か？｣
父親｢はい。そうです｣
A｢なぜこの吹雪の中外へ？｣
父親｢それはその･･････近くの街に買い物に行くつもりで･･･今までこの辺りに吹雪が来た事が無かったので｣
父親の話によると、いつもだったらこの時期は寒くても、雪がちらほら降る程度のはずらしい。
寒さに慣れている私からすれば温いものだが。
A｢そうか。それは災難だったな｣
母親｢ええ本当に･･･所で貴方は？見た所旅人のようですが｣
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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雪碑(プロフ) - ありがとうございます！確かにそうですね。いくら30000年も生きてるとはいえ、日常生活にまで影響出てますしね。 (2016年12月25日 14時) (
レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - いいんですか？ありがとうございます！ (2016年12月19日 13時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - あの神竜ちゃんが出る小説ですか？ぜひお願いします！読んでみて面白かったので♪ (2016年12月19日 2時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
雪碑(プロフ) - はい♪応援ありがとうございます！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: 573d72c9bf (このIDを非表示/違反報告)
たあ - 面白いですね！(^^)これからも頑張ってください！ (2016年12月18日 23時) (レス) id: f06e5483d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪碑 | 作成日時：2016年12月11日 17時
