〈陽〉と〈陰〉の妖獣 (ページ9)

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Fate of beast 8～戦闘開始～ページ9

A｢･･･！｣

Aは船内の部屋の中で一人、驚きの声を漏らしていた。

先程まで赤く光っていた左目が青く光り、島に上陸した者達のソウルが目に映る。

A(ソウルが･････････移動した？)

困惑する中、左目は、再び赤く光った。

兵士11｢A大将！｣

A｢魔物の襲撃か？｣

兵士11｢は、はい！｣

A｢1～5の部隊で迎え撃て。ただし状況をよく見て、部隊を入れ替えたりしろ｣

兵士11｢はっ！｣

A(始まったか･･･)

＿＿＿＿＿

キャトラ｢ぎにゃああああああ！！！魔物の大軍よーーーーー！！｣

時同じくして、島の端で待つセンリ達にも、魔物が迫っていた！

アイリス｢はぁ！“バーンナップ”！｣

センリ｢！｣

アイリスの魔法とセンリの攻撃で倒していくものの、魔物は何体も湧いてくる。

キャトラ｢これじゃキリがないわ！｣

センリ｢(悲･汗)｣

アイリス｢キャトラ危ない！！｣

魔物の一撃がキャトラ目掛けて降り下ろされるが、キャトラは間一髪かわした。

キャトラ｢もうヤダーーーー！！！｣

アイリス｢キャトラ！そっちは！｣

キャトラが結界に弾かれる＿＿＿＿＿かと思いきや、

キャトラ｢あれ･･･？｣

キャトラの体の半分は結界の中に入っていた。

キャトラ｢ねぇ！この結界通れるわよ！｣

アイリス･センリ｢｢！！｣｣

アイリス｢どうして･･･！？｣

キャトラ｢よく分かんないけど、速く逃げましょう！｣

キャトラ達が会話している間に後ろから魔物が迫る！

アイリス｢考えても仕方ないわ。センリ！行きましょう！｣

センリ｢(真剣･反応)｣

3人は魔物から逃れるべく、結界の中に入っていった。

＿＿＿＿＿

A｢･･････｣

Aは船の上から島を見ていた。

A｢おい｣

兵士12｢はっ！？｣

A｢この作戦書を元に部隊を動かせ｣

兵士12｢た、大将どちらへ！？｣

A｢英雄達を助けに行く｣

兵士達が止める声も聞かず、Aは船の先端からジャンプして、結界の中に入っていった。