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Fate of beast 36〜歴史〜 ページ38

ジョニー「およそ数万年前の歴史に寄りますと、確かに彼らは勝ちました。その・・・魔物と呼ぶことにしましょう」



黒の飛行挺では、ジョニーが丁寧に説明していた。



ジョニー「ですが完全に倒した訳ではありません。その証拠が先程の碑文です」


セラ「ということは、今でもその魔物は生きてるのね?」


ジョニー「そうなりますね」


メア「そんなっ・・・・!〈闇〉だけでも手強いのにどうしたら・・・」


オズマ「手段が無い訳じゃあねーぜ?」



何か考えがあるらしく、オズマは自慢気に言った。



オズマ「碑文にゃまだ続きがあってな。そこには魔物を倒したきゃ『黒白の双獣』を呼べってある」


バイパー「『黒白の双獣』・・・同じく数万年前にいたとされる伝説の古代獣、或いは神獣か」


セラ「それって神話の生き物でしょ?何でそんなのに頼るのかしら?」


ジョニー「詳しい書物に寄りますと、戦士達はその神獣から力を与えられた上、魔物自身が、己を倒せるのは『黒白の双獣』だけだーって言ったそうなんです」


メア「な、何ですかそれ・・・」



魔物の意外な発言に、メアは若干引いた。



ジョニー「結果的には勝利したのですが、完全には倒せなかったため、英雄達は守護者の血で書いた石で魔物を封じて現在に至るのです」


メア「オズマさん、これって殆ど神頼みじゃないですか?」


オズマ「確かにいるかどうかも分からねぇ神獣様を頼る事になったが、古代の英雄がわざわざ記したんだ。俺は信じるぜ、その『黒白の双獣』ってモンを!」



____

亡霊「・・・・これが全てじゃ」



こちらでは、亡獣は自分達の歴史について話していた。



ゲオルグ「・・・この文字が守護者の血で書いてあるとはな」


ザック「なあ、その古代獣は何で自分で倒しに行かなかったんだ?」


亡霊「何分自由奔放な方じゃったからなぁ。それに奴を倒したかったのは儂らじゃし」


リアム「ふーん。んじゃ話が終わった所でなんだが」



因みに彼らは____



リアム「いい加減着かねぇかあああああ!?」



あらゆる魔物や罠に遭遇しながら、道に迷っていた。

Fate of beast 37〜左目の導き〜→←Fate of beast 35〜伝説〜


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作者名:雪碑 | 作成日時:2016年11月23日 19時

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