Fate of beast 21〜砕く杖〜 ページ23
カレン「〈荒れ野の島〉の?何故連邦加盟国でもない島の王女がこのような所に?」
ブランシュ「実は英雄の中に私の恩人がいらっしゃったので、お助けしようと思ったのですが、道に迷ってしまいまして」
カレン「そうでしたか・・・では貴方は早くその方の下へ行ってください。この亡霊は私が・・・!」
カレンが立ち上がると、ブランシュが隣に立って声をかけた。
ブランシュ「それはなりません!」
カレン「ブランシュ様?」
ブランシュ「確かに恩人はおりませんでしたが、かと言って貴方を見捨てるような事など出来ません!」
カレン「・・・分かりました。では、共に戦ってください」
ブランシュ「はい!」
意気投合した2人は亡霊に向き直った。
亡霊「良いでしょう。改めて試練を始めましょう」
亡霊が杖に魔力を込めると氷柱が現れ、カレン達に襲いかかった。
カレン「ファフナー!」
ブランシュ「シャアオラーーー!!!!」
カレンはファフナーで防ぎ、ブランシュはハンマーで氷柱を壊した。
亡霊「さすがですね。ではこれはどうでしょう」
亡霊が足下に杖を向けると、地面から2人に向かって氷が湧き続けてきた。
2人はそれぞれ左右に避け、亡霊に接近した。
カレン「行け!我が僕よっ!」
ブランシュ「“ワールドワンダー”!!」
亡霊は2人の攻撃を氷でガードするが、防ぎきれずに割れた氷ごと食らった。
亡霊「・・・よくぞやりましたね。『鍵』を授けましょう」
亡霊が消えると、同じく像が動き、中からは『杖』と書かれた石が出てきた。
ブランシュ「やりましたね!それにしてもあの亡霊は一体何だったのでしょう?」
カレン「私も詳しくは何も。ですが、どうやらこの島には何かがあるようです。気を引き締めて行きましょう」
ブランシュ「はい!」
こちらの2人も試練を終え、『鍵』を手にして森へと走っていった。
____
亡霊「そうかそうか。お前がそいつの守護者か」
オウガ「守護者っつーかまぁ助っ人だな」
シャル「おい!勝手に話進めてんじゃねーよ!!」
愉快そうに話す2人に向かってシャルロットは喚いた。
Fate of beast 22〜黄金の豪腕〜→←Fate of beast 20〜燃える剣〜
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作者名:雪碑 | 作成日時:2016年11月23日 19時