〈陽〉と〈陰〉の妖獣 (ページ13)

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Fate of beast 12～試練・弓､竜､双剣～ページ13

ソフィは両手で押すように触れると、像は突如、オレンジ色に光った。

ソフィ｢Σきゃあ！！｣

？｢愚かなものです･･･｣

像から低い女性の声が聞こえてきた。

？｢この試練は貴方一人で挑むものではありません･･･｣

ソフィ｢試練！？いえそんなつもりは･･･｣

？｢ですが来てしまった以上、やらなければなりません･･･｣

次の瞬間、像の前から弓を持った亡霊が現れた。

亡霊｢覚悟なさい。英雄よ｣

ソフィ｢･･･分かりました。ファルク家の王女として、受けて立ちます！｣

2人は弓を引いた。

＿＿＿＿

ヴィエム｢ギュオォォォン！｣

クライヴ｢すまない、ヴィエム。それにしてもこれは何なんだ？｣

所々に樹氷らしきものがある所にいたクライヴは、神殿跡地にある像を発見していた。

クライヴ｢昔のドラゴンライダーのようだが････ん？文字が書いてあるな･･･ダメだ、読めん｣

解読を諦め、台に手をかけたその時、像が突然、水色に光った。

クライヴ｢な、何だ！？｣

？｢愚かな･･･｣

像から少し低い男性の声が出た。

？｢まさか竜を連れていれば一人ではないと、思ってはいまいな･･･？｣

クライヴ｢な、何の事だ！？｣

？｢まぁよい。竜共々試練を受けたまえ･･･｣

突如、像の前から戦士と竜の亡霊が現れた。

亡霊｢行くぞ。英雄よ｣

亡霊(竜)｢グゥゥゥゥゥ･･････｣

クライヴ｢仕方ない、ヴィエム！｣

ヴィエム｢ギュオォォォーーーーン！！｣

2匹の竜が火を吹いた。

＿＿＿＿

リアム｢どう見てもこいつが怪しいよなぁ？｣

切り立った岩が目立つ神殿跡地で、リアムは像を睨んでいた。

その後リアムは文字が書かれたプレートを見つけ、触れた直後、像が桃色に光った。

リアム｢あ゛！？｣

？｢愚か者め･･･｣

像は苛立つような声を発した。

？｢このような試練に一人で来おって･･･｣

リアム｢知らねーよ！！勝手に連れてこられたんだよ！！｣

？｢お主の事情なぞ知らぬ。大人しく受けるがいい･･･｣

声がそう言った後、像の前から巨大な剣を2つ持った亡霊が現れた。

亡霊｢来い。英雄よ｣

リアム｢･･･いいぜ！伝説を見せてやるよ！｣

2人は位置についた。