大将帰す ページ30
交流会の二日前の深夜___
『アルカヌル』の城の前に、白いコートを着た女性がやって来た。
門番「そこの者、止まれ」
門番は女性の前を槍で塞ぐ。
門番1「貴様何者だ?このような時間に城にやって来おって」
?「・・・・・・」
女性は何も言わない。
門番2「答えぬつもりか・・・まぁいい」
その時、城門からルーンが飛び出してきた。
門番2「答えぬのならこちらから調べてやるまでよ。この2つのルーンでな!」
キィィィイイイイィィィィン!!
女性は2つのルーン___〈身明かし〉のルーンと〈真偽〉のルーンの光を浴びた。
その後ルーンからは映像が出てきた。
ルーンが門番に示した答えは___
門番1・2「「な・・・・何!!!?」」
・・・・・・その後、城内は下から上へと大騒ぎになった。
___
A「・・・・・・・」
城内のとある一室___否、Aの仕事部屋にて、Aは1人読書をしていた。
侍女「失礼致します・・・あ」
そこへ侍女が入ってきた。
因みにAはコート姿のままだが、フードを被っていなかった。
その顔は人間離れした美貌であった。
A「・・・何だ?」
侍女「あ、いえその・・・おおお着替えを持って参りました////!」
A「そう。ありがとう」
Aは侍女が持ってきた服を直に受けとる
侍女はAの顔が目の前に来たため、ますます赤面した。
A「・・・?どうした?風邪でもひいたか?」
侍女「いいいいえ!ななな、なんでもございません////!」
A「?そう」
侍女は何とか誤魔化した。
侍女「あ、あの!大将様!」
A「どうした?」
侍女「こ、皇帝様からの伝言で・・・明朝に本土にいらしてほしいとのことで」
A「・・・分かった。もう下がっていいぞ」
侍女「ははははい!失礼致しました!」
侍女は慌てて退室した。
A「・・・5年振りだな」
広々と静まり返った部屋の中でAは呟く。
A(帰って・・・・・・これた)
Aは天井を見上げるが、その顔はどこか暗かった。
A(帰って・・・・・きてしまった・・・・・・)
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作者名:雪碑 x他1人 | 作成日時:2016年11月6日 20時