Niじ賄uハatい ページ29
曖「フゥ……ハァ……フゥ……ハァ……」
人里離れた森迄逃げた曖は、頭を抑え乍ら木々を伝って歩いていた。
レイ?「オ腹空イたヨ〜……」
曖「……あぁ、『胎』、ごめん。忘れてた……ほら」
胎という未知の人格と入れ替わった後、曖は片腕の袖をまくって自らの口元に近付ると、
胎「ハムゥッ」
なんと、曖と入れ替わった胎が己の腕に食らいついた。
胎は何の躊躇いもなく、屍よりも醜悪なを食べ続ける。
流石に腕全体は食べられないのか、手の甲から肘辺りの肉片のみを口に含んでいる。。
暫くの間、地面に噛み付く際に飛び散った血管と骨と血が、ボタボタと落ちていく……。
胎「うン、ご馳ソウサま♪じゃア帰───」
ジョン「真逆
食後の瞬間、ジョンが胎の後ろに現れた。
更に彼女の周囲は、ギルドの残党と葡萄の枝で囲まれている。
ジョン「空腹を満たすためなら自分をも食す。如何やら君は余程の人肉好きだったようだね」
胎「……ハ?」
一瞬で機嫌を害した胎は、両腕から血液と赤い葡萄の枝を出した。
赤い葡萄は大元より堅いらしく、残党を容易く薙ぎ払い、ジョンの葡萄をへし折っていく。
胎「誰ガスき好んで食べテルッテ?」
ジョン「これは……もう殆どモンスターだね」
胎「ワたしはじブンを食べる。
杭、刑、災は外ショクバかり。
釘、昧は食べヤすいとコろダケ。
遺は食イ散ラす。
剤はお行ギ悪く食べル。
『脆』は一杯食べるコトしかシない。
皿はアジ見で沢山タべる。
嫌イ。仕方ない。入れラレるものがナイ」
ジョン「相変わらず難解な話し方だけど、君にとって人の肉は美味しい───」
ジョンが云い終わらない内に、胎は枝と血液で作った拳を振り下ろす───。
胎「……アンナの、
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雪碑(プロフ) - まつかわもちさん» 一作目から読んでくださりありがとうございます!まぁ、評価するかどうかは個人の自由ですから…‥ (2018年7月22日 9時) (レス) id: 12c252c2e1 (このIDを非表示/違反報告)
まつかわもち(プロフ) - 一作目から一気読みしてきました! 面白いです。頑張ってください! これは独り言です……お気に入りは沢山あるのに評価が一切ないって嫌ですよね。 (2018年7月22日 9時) (レス) id: 895f1d2de6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪碑 | 作成日時:2018年7月18日 23時