炎の世界に舞い降りし氷の乙女＊氷柱＊

49粒 ページ14

幻「貴様、この時代の2代目剣帝と接点があるのか」


山「へへっ、まーね」


貴(そういえば、あの変なビデオに映ってたわね。でも彼、全然ケガしてなかったのに負けてた……)



　








そんなAの認識を裏付けるように、スクアーロにはわざと負けたと言う幻騎士。





　





その幻騎士が発する殺気に山本は圧されそうになる。





　






幻「雨の守護者よ。命が惜しくばリングと雪の守護者を置いていけ」


貴「悪いけど、私が本物とは限らないわよ。カメラでもう見たと思うけど、この基地には三人の私がいるわ」


幻「構わん。本物だろうが偽物だろうが全員捕まえろとのお達しだ」


貴「簡単に言ってくれるわね。でもそう上手くいくとは思わない方がいいわ」






　





Aがその言葉を口にしたと同時に、山本は冷や汗をかきつつも笑みを浮かべる。




　







山「ゾクゾクしてきちまった……！」


幻「全ての御託は無駄となる」


山「そいつは闘ってからだ！」







　





こうして、山本達の方でも6弔花の一人との対戦が幕を切ったのだった。

50粒→←48粒

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す