私の元彼を探してください【名探偵コナン】

依頼32 ページ39

｢はぁ……｣


電話を切りつい緊張の糸が解け大きなため息をついてしまった




｢どうでしたか？｣





｢え、あぁ相変わらず変わってないなぁって思いました。

あ、自分がめちゃくちゃ面倒くさくて過去にずっと囚われてるどうしようもない人間っていうのも分かりました｣





私がそう言えば眉を下げ少し悲しそうな顔をする安室さん なんで貴方が悲しそうな顔をするんだろう





｢未練は無さそうですか？｣





｢はい 百年の恋も冷めたって感じですかね!!

これで仕事も頑張れそうです｣








｢そうですか なら良かったです｣





｢安室さんもありがとうございました。本当に無理だと思っていたので依頼料いくらですか？｣



私が話せば話すほど安室さんの眉は下がりどんどん悲しそうな悔しそうな顔になっていく





｢Aさん








泣いても大丈夫ですよ

僕が慰められるかは分かりませんがきっと泣いた方が楽になると思うんですよ｣





｢泣きませんよ 絶対に泣きませんよ｣





｢なんでですか？｣





｢零に忘れるって約束したんですよ

けど忘れたくないじゃないですか 泣いたら涙になって目から溢れて零との思い出忘れちゃうなぁって それに６年経っても泣かされなきゃいけないなんてムカつくじゃないですか｣

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