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稽古が終わり楽屋へ向かえば
電気が薄暗かったため瑞稀くんが寝てるのかな、と思い扉を開けた
すると案の定ソファーの上に少しの膨らみがあるのに気づき
ちょっといたずらしてやろう、とそこに近づくと
寝ていたのは瑞稀くんではなくガリさんだった
想像していなかった人物だったからか、それともガリさんだったからか、なんでなのかはわからないけれど
さっきみたいにまた胸がどきっとした
耳元で ガリさん と小さく呟いたがなかなか起きそうにない
ふとガリさんの顔を見つめる
綺麗な骨格、通った鼻筋、ぷくっとした唇。
全部が魅力的でまた惹かれてしまう
すると今までの思いが溢れ俺は無意識にガリさんの唇を奪っていた
慌てて唇を離し楽屋を飛び出るように出ていった
yt「何してんだよっ、」
楽屋の扉に背中をつけて頭を乱雑にかき自嘲した
sy side
さっき階段の踊り場で作ちゃんと瑞稀くんと話してたら
優斗がたまたま通りかかった
確かに振付師さんに怒られるのはごめんだから慌てて階段を上がっていこうとしたら
ちらりと見えた優斗が一筋の涙を流していた
なんで泣いていたのかよく分からなくって声をかけようとしたけど作ちゃんに はやく と腕を引かれたためかけれなかった
稽古中もそのことで頭がいっぱいでなかなか集中できなかった
今日も稽古はきつくて
終わってすぐ楽屋のソファーに倒れるように寝転がった
するといつの間にか寝ちゃってたみたいで
名前を呼ばれ一度浅く覚めたが、まだ眠かったのでまた目を閉じた
途端に唇に柔らかい感触を感じた
驚いて反射的に目を開けば視界には優斗の顔がいっぱいに広がっていた
何故かは分からないが慌ててまた目を閉じた
唇が離れたかと思えば優斗は楽屋から出ていった
扉が閉まる音を聞いてから体を起こす
なんで俺にキスしたんだ と頭をフル回転させて考えていたら
ふと、さっきのことを思い出した
もしかして、優斗は俺のことが好きなの？
だからさっき俺の言葉を聞いて泣いてたの？
全部が繋がった気がした
慌てて楽屋の扉を開けて廊下を見渡したけど
優斗の姿はもう見えなくなっていた
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樹(プロフ) - いえいえ〜。ありがとうございました。 (2021年3月29日 8時) (
レス) id: 493b02bd6e (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ(プロフ) - 樹さん» リクエストして頂いたお話移行先の方に投稿させて頂きました!遅くなってしまい申し訳ありません汗 (2021年3月29日 2時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ(プロフ) - 桔梗さん» リクエストして頂いたお話移行先の方に投稿させて頂きました!遅くなってしまい申し訳ありません汗 (2021年3月29日 1時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ(プロフ) - ぴょんさん» こちらこそ!リクエストありがとうございました~ お気に召して頂いた様で何よりです^^* (2021年3月27日 0時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん - ありがとうございます〜！ytかわいい（泣）またリクエストさせて頂きます！ (2021年3月26日 23時) (レス) id: 65db10016a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蜻蛉ﾄﾝﾎﾞ | 作成日時：2021年3月1日 0時
