恋人よりも幼馴染みですか？【木兎光太郎】

15話「初恋と失恋とやり返し？」 ページ16

貴女「(なんてこともあったのにな…)」






私は告白された屋上に行き







そんな明るい過去にすがっている奴だったんだ…と自傷気味に笑った







ここであの人に告白をされた





今でも鮮明に覚えている








あれが私の初恋で…






そして…









初めての失恋だったんだ…









貴女「っ…」








あぁ…なきそう…ないちゃだめ……お母さんに心配されるもの…









涙をこらえようとするものの…やっぱり苦しくて…悲しくて…そして…悔しくて涙が溢れた









幼馴染とはそんなに上の存在なのだろうか…









貴女「悔しいなぁｯ……」








なによりも木兎に気付かれなかったことが…一番悔しくて悲しいことだった








？「じゃあやり返したらいいじゃないですか」








貴女「ｯ!?」









突然聞こえてきた声に私は驚き振り返るとそこには









赤葦「Aさん。俺と一緒にやり返しませんか？」









淡々と無表情のまま言葉を並べる木兎のセッターの赤葦京治くんがいた

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