バスケ嫌いなバスケの天才part2 (ページ6)

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高校編・第4話ページ6

期末テストを無事終え、誠凛バスケ部は創始者である二年生木吉も復活し、敗戦のショックから立ち直りつつあった。

そして───

───夏休み

いよいよウィンターカップに向けて本格的に動き始めようとしていた───

相田「今年は夏休みの始めと終わり。海と山で合宿2回よ！」

部活の休憩途中に告げた誠凛高校・監督、相田リコ

みんな(((両方来ちゃった！！)))ｷﾞｬｰﾝ･･･

相田「それと･･･実は合宿なんだけど、始め･･･つまり、海での合宿の時だけあるコーチに来てもらうことになったわ！」

日向「･･･は？コーチ？監督のお父さんか？」

戸惑うみんなの代わりに告げたのは、誠凛高校バスケ部主将、日向順平

相田「いえ？私の親戚の子よ！」

みんな(((それって･･･強いの･･･？)))

”親戚の子”という言い方では、年下感が出ているため、みんな疑問に思った。

相田「まぁ･･･そうね。一回会ってもらおうかしら！A！」

黒子「えっ･･･A･･･？」

聞き覚えのある名前に、黒子は”もしかしたら･･･”と期待した。

体育館のドアが開き、みんなは同時にドアの方を見た。

黒子「Aく･･･Aくん！！」

その子を見るなり、いつも出さない大きな声をだした黒子に、みんな驚いていた。

相田「え、ちょ、黒子くんと知り合い？」

相田は入ってきた子に問いかける。

『そーだよ。ってか、親戚じゃない。(さっき知り合ったばかりなのに何なんだこの女･･･)』

黒子「Aくん！どこ行ってたんですか！！」

叫んだ黒子にみんなは驚くが、聞かれた本人は”またその話か･･･”と言いたげな顔をしていた。

『アメリカだよ。』

火神「！？お前！アメリカでバスケしてたのか！？」

声を上げた火神を見て、どうでも良さそうな顔のまま言った。

『バスケ、ね。向こうもバスケなんて大したこと無かったな。まぁ、バスケをしに行った訳じゃ無いけど。』

”大したことない”と言った事にみんなが疑問を浮かべた。

降旗「アメリカって、バスケ強いとこだろ？」

黒子「なるほど･･･君からしたら日本もアメリカも変わらず相手にならないってことですね。」

『･･･何で怒ってるの･･･』

黒子がイライラを顔に出しながら言うなんて珍しい。

誰もがそう思った。

黒子「･･･君なら、今の青峰君を倒せますか？」

黒子の言葉に、誰もが無理だと思った