緑の座〜終〜【ギンコ視点】 ページ9
翌朝
ギン「よし…じゃぁ行くか」
「はーい。」
俺達はまた旅に出るんで、外へ出た。
レン「もう行くのか？」
「わぁ、コケがすごいな。昨晩のコウキか？」
ギン「みたいだな。」
レン「シンラの調査とやらは諦めるのか？」
ギン「そうなぁ…。面倒なおめ付き役が復活しちまったからなぁ……。」
レン「ﾌﾌｯ))調査抜きなら近くへ来たとき寄るといい。
仕方がないとはいえ、こんな所で1人とはシンラも寂しかろう…。」
「大丈夫だよレンズ。これからはいつでも傍に居てやれるだろ？」
レン「…そうだな((ﾆｺｯ
あっ、そうだA、ちょっと渡したいものがある。もうちょっと側まで来てくれ。」
「おっ、なんだよぉ〜、お礼か〜？そんなのいくらでも受け取るぞ♪」
そう言いながら、スタスタと駆け寄る。
ギン「おい、俺にはn((レン「ﾌﾝｯ！」
ドスッ！！！))
「〜〜ｯｯ！！は、腹はｯ流石にちょっと……ｯｯ」
これが果たして礼と呼べるのか……。
危ねぇ、「俺にはねぇのかよ」って言いそうになった……。
レン「なんだギンコ、お前もして欲しいのか？」
ギン「い、いや、大丈夫だ;」
聞こえてたか……;
「お腹はやめろよレンズ……子が産めなくなったらどうしてくれるんだ……。」
…………は？
ギン「おま…ｯ子供産めるのか！？;」
「そりゃぁ今女体だし……産めるぞ。
何言ってんだギンコ。」
ギン「いやお前が何言ってんだ;」
やめろ。
そんな「当たり前だろ？」っていう目で俺を見るな。
ずっと一緒だったが初めて聞くぞ……。
レン「ふ…ｯふふっ……あははは！まぁなんだ、達者でな！」
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「勝手に盃持ってきたが…いいんかね。」
ギン「いいだろこれぐらい。」
「んー…まぁそれもそうか、それなりのことはやったしな。」
ギン「にしても、お前とレンズが知り合いだったんてな。」
「あぁ、お前と会う本の少し前にな。
一昨日の夜はすまなかった。
レンズはよそ者に厳しくてな……。盃のことは言っちゃダメな気がしたんだ。」
ギン「いや、いいよ。どこぞの蟲のおかげでもう慣れましたんで。」
「……嫌味ったらしく言うなよ((ﾑｽｯ」
まぁ、こいつを何だかんだで受け入れてる俺も俺なんだけどな。
緑の座〜終〜
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作者名：驟雨-ｼｭｳｳ- x他1人 | 作成日時：2019年3月17日 2時
