瞼の光2【ビキ→ギンコ視点】 ページ11
僕達は、暗い部屋の中で遊ぶ。
カラン…カラン))
テマリの音が部屋に響き渡る中、僕はある疑問が浮かんだ。
ビキ「何で見えるんだろう…真っ暗なはずなのに。」
スイ「それはね、地面の下に光の川が流れてるからよ。」
ビキ「え？」
スイ「2つ目の瞼を閉じれば見えるよ。ずぅっと本当の闇を見ているとね、遠くの方から光の粒が流れてきて……
それがどんどん洪水になるの。その光は、よく見ると小さな蟲でね、
でも……もっと近くで見ようとして近づくと……
片目の男の人が、いつも川の向こう岸に居て、止められるの……会ったことの無い知らない人よ。
だから、いつも少し遠くで眺めているの。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
【ＮＯ視点】
家
母「ビキ、あんたいつも蔵の中に長く居すぎよ？」
ビキ「ちゃんと取り替えた眼帯はす焼い捨てたよ？手も…食器も消毒したし」
母「それでも……伝染しない保証なんてないんだよ……ｯ」
ビキ「…本家の人たちも、それが怖くてスイを見放したんでしょ？
だから僕らは……」
母「わかってる……。それはそうよ…。あの子はいい子だよ、とても。
母さんは堪えなきゃいけないね。
あの子が心の光まで失ってしまわないように、ついててあげるんだよ。
でも頼むから…ｯ
お前まであの病になってしまわないでｯ」
人としての情と
母としての情が入り交じる。
誰も悪くない。
わかってる。
だからこそ、苦しいのだ＿＿＿＿＿。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
第二の瞼
？『本当…？ここへ…来てくれるの？』
ギン『あぁ。』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「第二の瞼か……しばらく見てなかったな。」
ギン「たまには見てみたらどうだ。気晴らしになるぞ」
「そうだなぁ、今度見てみるか。流石に毎日同じ顔を見てたら飽きる。」
勝手についてきといてこいつは……
ギン「俺のセリフだそれは…;
というかいいのか？子孫残さなくて。旅なんかしてる暇じゃないだろ。」
「相手いないからなぁ…どうしようもない。」
ギン「悲しいやつだな。」
「30前後の癖に初恋もまだなお前には絶対に言われたくないな。」
ギン「ｲﾗｯ))お前は何百歳だろ。」
「ムキになっても歳は歳、何も変わらんぞぉ〜((ﾆﾔﾆﾔ」
あー…
・
うぜぇ((
瞼の光3【夢主→ギンコ→ビキ視点】→←瞼の光【ギンコ→ビキ視点】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：驟雨-ｼｭｳｳ- x他1人 | 作成日時：2019年3月17日 2時
