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早朝に2人の殺人鬼に睡眠を少し邪魔された事以外は素晴らしい朝だ。
後その殺人鬼が同じ部屋にいる事実以外。
「早く帰れよ、俺も暇じゃないんだから」
「俺達のこと調べてるんだろ？一緒にアジト戻るか？」
「死んでも嫌だ」
「だろうな」
俺はホテルに備え付けてあったコームで適当に髪を纏めて1つに結っていた。
どうしてそんなに興味深そうに見られなきゃいけないんだよ、クロロさん。お前早朝から俺の事見すぎだからな！？！
何だよもう、なに、俺の顔になんか着いてる？
「邪魔そうにしてるのに何で髪切らないんだ？」
「え、……いや…えっと……何でだろうな。タイミングが無くて」
「……目に見えて動揺されればそれが理由じゃないことくらい分かるし、誤魔化せたと思われているのが心外だな」
「うるせぇな、そんな事に突っ込まれるとは思わなかったんだよもう良いだろ」
「女みたいだな」
「っ！！うるせぇ！！！！」
カッとして思わず手元にあった花瓶をクロロへ投げつける。ガシャンと派手な音で、やらかした。そう思った。
落ち着け、大丈夫だ。別にコイツは俺の事知ってるわけじゃない、焦るな。
……はぁ、未熟だなもう、大丈夫…大丈夫だ。
「悪い」
「……どうしてAが謝るんだ？俺が知らない内にお前の地雷を踏んだんだろう」
「いいから。悪かったって言ってんだよ」
ぽかんとしたクロロとヒソカが俺を見る。
その不思議そうな視線が嫌で、いたたまれなくなって顔を伏せた、……顔を伏せたって視線は感じるけど。
知らない内に、って言ったってお前どこまで言えば俺が怒るか試してたくせに。
手探りで俺の地雷を探して、そして踏みつけた。
怒るのか泣くのか黙るのか見たかっただけだろ、くそ性格悪いなコイツ。
とはいえクロロの状況的には突然怒りだしたAに驚かされた、という立場なのだから謝っておかなきゃいけない。
大丈夫、平然としてろ。
「A、」
「……何だよ」
「いや、何でもない。機嫌を損ねたなら悪かった、気にしないでくれ。……ヒソカ帰るぞ」
「そうだね…じゃあまた、A♡」
クロロは俺の頭を撫でてからヒソカを連れて部屋を出た。
台風が去った後みたいに静かになる部屋で、俺思わず大きすぎる溜息を落とした。
ーーーーーー
「やり過ぎたんじゃない？あれじゃ嫌われてるかもよ♤」
「……うるさいな、これでも少し反省してる。」
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リア(プロフ) - めちゃくちゃ嬉しいです！！更新ありがとうございます✨ (2022年2月27日 20時) (
レス) @page49 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - リアさん» 貴方のコメント見て嬉しかったので更新しました！少なくてすみません💦 (2022年2月26日 3時) (レス) id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 更新停止しちゃってるけどめっちゃ好きです！！ (2022年2月18日 5時) (レス) @page43 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - ルイさん» わ！結構前からですね…！一時更新がほぼ停止してしまっていたので…！！ありがたいです😭これからも振り回していこうと思います😂嬉しいお言葉ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします😌 (2021年11月14日 3時) (レス) @page38 id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。連載開始時から読んでいます。男主好きなのでとても刺さりました！理想の振り回され方…🥺笑。これからも楽しみにしています！ (2021年11月9日 13時) (レス) id: 2f35e832cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山菜 | 作成日時：2021年9月27日 2時
