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「酷い言われようだな」
「今朝の仕返し」
「……Aは俺が死んだらどう思う？」
センリツさんがいる前でそんな質問をするクロロ。クラピカ君は相変わらず帰ってこないけどまぁ約束の時間までまだあるしそれまでじっくりこの仇をどうするか考えればいい。
そしてクロロは、ただの雑談をする時みたいに俺を見ている。この質問には何の意味もない、ただクロロが気になったから聞いてるだけ。
「寂しいかな」
「…！」
「お前ご飯作るの上手いし」
「そうくるとは思わなかった」
「俺は一般人だから、知り合いが死んだら寂しいに決まってるだろ、イルミでもヒソカでも。殺すための手伝いをしてくれと依頼があればするけど、でもお前が死んだら、もう二度とお前の作ったご飯が食べられなくて、もう二度とお前の声が聞けなくなるのかと思えば、それは少し寂しいと思う。」
至極真っ当な事を言ってるはずなんだけど、そんなに驚かなくても。そりゃあお前が死ぬよりゴンやキルアが死ぬ方が嫌だし、そういう優劣はあるけど。
でも普通に知り合いが死んだらちょっと寂しいだろ。
「…世間ではAみたいな奴の事一般人とは言わないんだけどな」
「失礼だなお前…………あ、センリツさん、今の話クラピカ君には内緒な？また変な誤解されても困るし。別にコイツ友人とかじゃないからさ」
「分かってるわよ」
さっきクラピカ君に意地悪を言ってしまった(そんなつもりは無かったんだけど)からか少し当たりが強いセンリツさん。
ごめんって……あれ俺そんなに人手なしに見える？
冷たいって言うよりは呆れって感じだけど。
そういえば俺がここに来た時センリツさんが何か驚いてたけど何だったんだろう。
そう思って聞いてみた。
「……この人、捕まってからずっと心音が変わってなかったのよ。動揺も恐怖も無くて私はとても聞いていたくない音。けど貴方が現れてからは何だか途端に人間らしい……というのは変だけど、人間みを帯びた音になったの。だから少し驚いちゃって」
「そうなの？」
「貴方も耳が良いなら分かるはず」
そう言われてもクロロの心の音はすっげぇ小さいし、感情の匂いも薄い。そりゃあ分かるよ？俺だもん、分かるけど。
意識してなかったらスルーしちゃう感じ。
不意に俺を意識した視線や音はよく分かるけど。
「クロロ、お前俺といると人間になるの？」
「は？」
「……いや何でもない…」
馬鹿な質問した。
そんな己を恥じていたらクラピカ君が帰ってきた。
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リア(プロフ) - めちゃくちゃ嬉しいです！！更新ありがとうございます✨ (2022年2月27日 20時) (
レス) @page49 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - リアさん» 貴方のコメント見て嬉しかったので更新しました！少なくてすみません💦 (2022年2月26日 3時) (レス) id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 更新停止しちゃってるけどめっちゃ好きです！！ (2022年2月18日 5時) (レス) @page43 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - ルイさん» わ！結構前からですね…！一時更新がほぼ停止してしまっていたので…！！ありがたいです😭これからも振り回していこうと思います😂嬉しいお言葉ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします😌 (2021年11月14日 3時) (レス) @page38 id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。連載開始時から読んでいます。男主好きなのでとても刺さりました！理想の振り回され方…🥺笑。これからも楽しみにしています！ (2021年11月9日 13時) (レス) id: 2f35e832cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山菜 | 作成日時：2021年9月27日 2時
