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あ〜〜いってぇ〜
イルミの奴容赦なく頬を抓りやがって……痛いったらありゃしない。
そしてジロジロと俺を見るその視線は何となくチクチクと刺されるような気分だ。
「なんだよ…」
「いや、ちょっと自分でも驚いてるんだけど……なんて言えばいいのか、分からなくて」
「はい？」
言い淀むイルミはそれっきり口を閉ざした。訳分からんがまぁさっさと言葉にするなり形にするなりして、そしてゾルディック家へのプレゼント選抜を終わらせて俺に休みをくれ。
もう半日終わったんだぞ。
……そういえばクロロも東に向かう前に何か…そんな事を言ってたな。
言葉に出来ないから読み取ってくれ、って。結局分かんないまま終わったけど。
まぁきっと次に会う時には伝えてくれるんじゃないのか、知らねぇけど。
「俺さ、家族の事以外でこんなに悩んでるの初めてかも」
「ああそう…何か悩ませて悪いな」
「…………」
「痛い痛い痛い！！！だから！！引っ張るな痛い！！」
俺の平然とした態度が気に入らなかったのか、また頬を引っ張られた。
そした気が済んだイルミは俺から離れてまだキキョウさんのプレゼントを選んでいる。待ってくれマジで分からねぇって！！キキョウさんのはシルバさんに聞けよ！！
そんな事を思いながら通りもしない俺の意見を述べ続けるのであった。
ｰｰｰｰｰ
「終わった〜〜！！」
そう言った時にはもう夜と言っても過言では無い時間で。結局休日らしい休日は過ごせなかった、最悪だ。
明日からまた仕事が始まる。臨時休業にしたっていいけどそういう訳にもいかない。
というか選ばれなかった方のプレゼントはどうなるんだろうか。選ばれなかった、つまりほとんど俺が選んだ方、……俺好みの服だったり靴だったり。
「なぁこれどうすんの？」
「あげる」
「え、誰に？」
「……お前に」
「俺！？」
思わぬ言葉に俺は驚きを隠せない。
確かに俺好みではあるけど、ここはゴミ捨て場じゃねぇんだぞ！？
いらないから俺にあげようとかそういう魂胆じゃねぇだろうな……、いや間違いなくそうなんだろう…。
都合良く使いやがって…。
「イルミ、ここはお前に都合の」
「これお前にあげようと思ってたやつ」
「は？」
「……家族のついでだけど、お前がうちを…っていうか俺を贔屓してるみたいに俺もお前を労ってやろうと思ったんだよ。悪い？」
それでAが好きそうなのも買っておいただけだ、というイルミの言葉に嘘は無い。
何で開き直られてんの！？
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リア(プロフ) - めちゃくちゃ嬉しいです！！更新ありがとうございます✨ (2022年2月27日 20時) (
レス) @page49 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - リアさん» 貴方のコメント見て嬉しかったので更新しました！少なくてすみません💦 (2022年2月26日 3時) (レス) id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 更新停止しちゃってるけどめっちゃ好きです！！ (2022年2月18日 5時) (レス) @page43 id: 4e19e52989 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - ルイさん» わ！結構前からですね…！一時更新がほぼ停止してしまっていたので…！！ありがたいです😭これからも振り回していこうと思います😂嬉しいお言葉ありがとうございます！今後ともよろしくお願いします😌 (2021年11月14日 3時) (レス) @page38 id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 初めましてコメント失礼します。連載開始時から読んでいます。男主好きなのでとても刺さりました！理想の振り回され方…🥺笑。これからも楽しみにしています！ (2021年11月9日 13時) (レス) id: 2f35e832cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山菜 | 作成日時：2021年9月27日 2時
