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「A、……なんだヒソカいたの」
イルミがいつも通り事務所に入ってきてUSBを俺に投げる。
あのなぁ、この中依頼が入ってるんだろ？
だろ？っていうか入ってるんだけど、そんなぞんざいに扱って大丈夫かよ……。
いつかパキって壊れた日が来たとして俺のせいにするなよ絶対。
「ハンター試験受けるから」
「打ち合わせ♡」
「そんな大層なもんじゃねぇ」
「ふーん」
イルミは興味無さそうにいつもの場所へ座った。
ヒソカが、君は受けないのかい？なんてイルミへ声をかけているが全く受ける気がないのだろう。生返事だ。
どれだけ難しいのか知らねぇけど、ペーパーテストみたいなのは無いといいな……。
他に誰が受けるんだろ……、調べれば分かるもんなのかな。過去に受けた奴とかは分かりそうなもんだけど。
そんな訳でカタカタをパソコンを弄ってみる。
へぇ〜、新人潰しのトンパ……、そういう感じもありなの？なんでもありじゃん。
「あ。」
俺が過去のハンター試験受験者を見ていると、イルミが急に間抜けな声を上げる。
携帯を見ているから何やらメールでも来たんだろうな。
「……俺もハンター試験受ける事にした」
面倒くさそうにそう口にした。
ハンター試験を受ける事が、じゃなくて俺達の反応が。って感じ。
別に言わなきゃ良いのに……、まぁあんだけ受けませんよー、って顔して現場で顔合わせたら俺笑わない自信が無いから自己申告してくれてよかった。
爆笑なんてしてみろ、命がねぇ。
「一緒にがんばろーな」
「嫌だよ」
「普通に拒絶されて俺立ち直れない」
「Aはボクと頑張ろうね♡」
慰めだとして受け取っておきましょうヒソカさん。
そんなイルミが少しだけ楽しそうだ。
え、何で？
「何かいい事でもあった？」
イルミはまーた勝手に人の感情読みやがって、みたいな表情を浮かべる。
勝手に読んだって言うか、勝手に入ってくるっていうか……！！
楽しそうなのは少しの表情の差とか、ご機嫌な心音とかその他諸々で分かるわけじゃん！？
そんなん俺の五感に怒ってくれる？
俺じゃなくて。
「……キルがハンター試験受けるらしいよ」
「そんなん分かるの？」
「うん、キルの事はなんでも」
「気持ち悪」
「死にたい？」
「嘘です、弟思いで良いと思います。」
殺気はないけど急いで謝っておかないと圧が怖くて泣く。
「でも年頃の子、家出くらいするだろ……。俺もしてたもん。追いかけ回してやるなよ……」
「部外者は黙って。」
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山菜(プロフ) - ria riasさん» わざわざありがとうございます！！何かを察して頂けて良かったです~😳ありがとうございます、頑張ります！ (2021年9月25日 17時) (
レス) id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - 鼻毛太郎さん» 楽しんで頂けて本当に嬉しいです！！主人公君にはこれからもぶんぶん振り回されて貰おうと思います🤭嬉しいお言葉本当にありがとうございます！頑張ります！！ (2021年9月25日 17時) (レス) id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
ria rias(プロフ) - コメント失礼します！言われた通りに調べてみましたよ腰にキスする意味。見た瞬間｢あっ…（何かを察する）」ってなったんですけどぉ！？あと、この作品めっちゃ面白いです応援してます。 (2021年8月7日 5時) (レス) id: fde7616ba5 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - コメント失礼します…！普段男主を読む事が無い中、1話から最新話までしっかり楽しく読んでしまいました！主人公の振り回されてます感がとっても好きです；；男主だからこそ出せる雰囲気がしっかり出ていて、読んでいてとても楽しかったです！応援してます…！ (2021年7月6日 16時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
山菜(プロフ) - ミクさん» そう言って頂けて凄く嬉しいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2021年6月17日 1時) (レス) id: 812ae7ec81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：山菜 | 作成日時：2021年6月9日 1時
