【H×H】萬屋は家族を夢見る【男主】

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さてセンリツさんと耳が良いあるあるで盛り上がったところで、とりあえずアジト探しから行こうかな。


アジトに関しては旅団を見つけて尾行するのが1番手っ取り早くて確実なんだけど1番危険。
まぁこちらは顔バレしてない上に(クロロとヒソカ以外)、こっちは旅団全員顔知ってるからそこを付くか。

とりあえず情報集めからだよなぁ、オークションの品を旅団が盗ったんなら少なくともメンバーの誰かが会場に顔出した訳だし……




「うん？」

なんて思いながら歩いてたら、凄い人集りの中で見知った声が響いていた。
覗いてみればそこにいたのは

「えっ、何してんの！？」


レオリオ君だった。
厳密に言えばゴンもキルアも居た。しかもレオリオ君がまるで商人みたいに宣伝しているのは“腕相撲”だと。

相手はゴン。

……とんだ詐欺じゃねぇか！！！





ーーーーーー




「久しぶり！A！！」
「おうゴン、キルアもレオリオ君もな」

詐欺まがいの腕相撲大会(？)をそこそこに俺は喫茶店で3人の近況を聞く。
どうやら念の基礎はもう使えるようになったらしい。化け物かよ、才能マンめ。

まぁ若人の成長を感じることが出来て嬉しいよ。

本当に嬉しそうに天空闘技場の話をするゴンとキルア。余っ程良い師匠に出会えたんだろう、素晴らしい事だ。


3人(というか主にゴンとキルア)はお金を早急に集めなくてはいけないらしい、あのグリードアイランドをGETしたいんだとか。
伝説のグリードアイランドね、そりゃあまた面倒くさ……クセのあるお父様だこと。

それであの詐欺まがいの腕相撲ね。中々レオリオ君はがめついと言うかなんというか。

「でね、今日旅団が賞金首になってる事を知ったんだけど」


ゴンがそう言いながら紙切れを俺に見せてくれた。そこには旅団のメンバー数人と首1つに対する金額が乗っていた。
うーん、マフィアも必死という訳か。

まぁオークションの品物取られたんだし面目丸潰れだわな。


「俺も今訳あって旅団探してるんだよね〜」
「本当！？じゃあ協力しようよ！」
「Aがいりゃ心強いしな」


ゴンとレオリオ君は協力派、キルアはどっちでも、って顔してるな。

つーかあの幻影旅団の首に賞金がかかってるからって普通狙おう思う？？まぁ場所教えるだけでも金が貰えるなら……、…………俺もやるかも。



「ん、分かった出来る限り協力しようか。俺も仕事だから言えない事もあるかもしれねぇけどそこはよろしく頼むわ」

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