ホークスに一目惚れされました (ページ1)

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Prologue ページ1

まさに一目惚れだった──────

珍しく暇なのでパトロール中だが近くのペットショップに寄る。

「いらっしゃいませ〜」

この仕事柄、動物の死体とか見るからなあ

なんて、少し切なくなる。

「っ！？」

かわいい。

ただこの一言に尽きる。

白いふわふわした毛。

綺麗な赤に染まった目。

小柄な体。

この子が欲しい。

そんな欲求に陥った。

「すいませんこの子買えますか？」

「その子ですか？一応買えますが…」

何か言いたそうな顔をしながら言う。

　
「なんかあったんですか？」

「その子、昨日拾われたばかりで、店長が綺麗だから売れって…」

「拾われたかと思ったら売られるなんて、可哀想ですよね」

悲しげな顔で言う。

保護してあげたい気持ち3割と、ただただ飼いたいという気持ち7割。

「俺この子買います」

「今日は用事があるので明日来ますね！」

と言って、一旦パトロールに戻る。

　

「なにそんな考えとると？ホークス」

「それがさー、一目惚れしたの」

「………、、」

「そげん目で見んといて！一目惚れしたんは猫！！」

「ああなんだ猫か、、よかった」

「なんでそんな安心してんの」

「ホークスのことだから『俺この子と暮らす』とか言い始めてどんどん好きになってついには家に閉じ込め始めて『俺のことすき？』とか3秒に一回聞いて自分で満足して楽しんでそうだから」

「サイドキックってみんな俺のことそんなんに思ってんの？」

「普通にショックなんだけど…」