一夜で終わるはずだった【YG】

After story ページ45

『まって』


｢嫌。待たない｣


『ちょっと…！！』






式の後、すぐさまベッドにAを押し倒し、片手でAの手首を拘束する。




生意気にも、式が終わるまでしばらく禁止令を出されていた。






｢もう我慢ならしたけど｣


『…恥ずかしい』


｢散々してきたのに？｣


『…ん…っ』





Aのお腹から胸までを優しく撫でながら、じわじわ攻めていく。



…そして、ある程度まで期待させた所で手を離す。





｢Aが嫌ならやめる｣




という言葉と一緒に。






恥ずかしさで赤面しているけれど



物欲しそうな顔で俺を見つめながら






『さわって、お願い…』




なんて言うから。


あーあ。





｢Aが言ったんだからな｣


『んんぅ…っ』





柔らかい唇を奪えば隙間から漏れるAの声。



俺が好きな声。





『そこばっか、やだぁぁ』


｢ん？ なに｣





なだらかな丘のてっぺんを攻めていれば、

今にも泣きだしそうな顔で懇願してきたA。




『他もさわって…？』



｢…ﾌﾊｯ、最高｣





回数増すごとに俺にしつけられちゃって。


かわいい。





｢もう離さないからな｣









永遠を誓ったんだ。







離してなんかやるもんか。









これからもずっと、俺にズブズブ愛されてくれよ。

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