一夜で終わるはずだった【YG】

41*泣かせないでくれよ ページ42

忙しい日々のちょっとした時間で話を進めてきた式も、いよいよ本番。



今日の俺は落ち着きがない。自分でもわかるくらい。



JM｢ユンギヒョン〜、入ってもいいですか？｣


｢ん？ あぁ、大丈夫だよ｣


JK｢失礼します｣




部屋をノックし、ぞろぞろとメンバーが入ってきた。

俺を見てみんな"お〜"と息を漏らした。





HS｢うわっ！ やっぱりユンギヒョンかっこいいですね〜｣


｢ありがとう｣


NJ｢ヒョンはやっぱり水色似合いますね｣




今日の俺は淡い水色のジャケットに白のトラウザーズを履いている。一般的な黒いタキシードではなく、白を基調としたタキシードにした。




｢…みんな｣



TH｢はい？｣


JN｢どうしたの？｣




｢今までありがとう。…これからも、よろしく｣



HS.JM｢ユンギヒョン〜！！｣


｢ちょ、落ち着けって！｣


NJ｢…それは、っこちらこそ、で｣


JK｢ナムジュニヒョン泣くのは早いですよ…｣


NJ｢ジョングギだって涙目じゃ…｣


JN｢だー！ 二人とも泣くのはまだ後に取っておいて！｣


｢ほんとに、感謝してる。…ジニヒョン、ありがとうございました｣


JN｢も〜！ ユンギはどうして泣かせに来るかなぁ…っ｣



式前にみんなして目に涙溜めて、｢じゃあ俺達は行くから｣と去って行った。



嵐のような人達だ。


でもそのおかげで緊張はほぐれた気がする。





ｽﾀｯﾌ｢ユンギ様、そろそろお願いします｣


｢はい｣




スタッフに促され式場へ向かった。

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