一夜で終わるはずだった【YG】

37*家族じゃないのか...？ ページ38

NJ｢ジンヒョン？｣


JN｢またお前は1人で抱え込むのか？｣



ナムジュニが聞き返すも、ジンヒョンは同じ質問を繰り返す。




｢俺の問題じゃ…｣


JN｢俺達は、家族じゃなかったのか…？｣




悲しそうに言うジンヒョン。







家族。


家族だと思ってるからこそ、迷惑をかけたくない。





｢……家族だからこそ、迷惑はかけたくない｣



JN｢逆だよ、ユンギ｣




俺が言ったことに、寂しそうに微笑んで返すジンヒョン。




JN｢お前はもっと、家族(俺達)を頼っていいんだよ｣





ジンヒョンの言葉に目を丸くして、家族のみんなを見回す。


みんな｢うんうん｣と頷き、｢頼って欲しいですよ｣｢そうですそうです｣と言ってくれた。




JN｢確かに、リスクを考えたらその恋愛は俺達が止めるべきなのかもしれないけれど｣




ひと呼吸おいて、俺の目を見て




JN｢この中にそれを止める人がいないのは確かだよ。ね、みんな？｣



JM｢当たり前ですよ｣


JK｢危ない橋ですけどね｣


HS｢今までバレなかったんだし、きっと大丈夫だよなっ｣


TH｢はい、俺もそう思います｣


NJ｢リーダーとして止めなきゃいけないと思いますが、家族としては全然賛成です。ユンギヒョン｣



｢……みんな…｣



JN｢だいたいユンギはいつもお兄ちゃんに頼らずに1人で悩んで解決して、お兄ちゃん寂しかったんだぞ〜｣


｢苦しい、苦しいですジンヒョン｣



HS｢俺も俺もー！！｣


JM｢あっ、僕も！！｣



｢ちょ、お前ら…！！ 苦しいって！｣




ジンヒョンの後に続いて弟達も俺に抱きついてきた。


苦しいけど幸せだった。





俺、一人で悩まなくて良かったんだな。





幸せだ。



みんな。








ありがとう。

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