一夜で終わるはずだった【YG】

10*どうしようー貴女sideー ページ11

Vさんに誰が好きかって聞かれて、そんなの、当たり前にユンギしかいなくて、普段呼んでる｢ユンギ｣って言いそうになるのを我慢して、シュガって答えた。



そしたらユンギが




｢なになに、お姉さん俺のペンだったの？｣




なんて話しかけて来るから、また顔が真っ赤になっちゃって。

少年みたいに笑ってるユンギ、初めて見た。




『は、はい。ず、ずっと好きです…』



好き。大好き。

もうそれしか頭になくて、ずっと好きって言っちゃってた。


それを聞いたユンギは嬉しそうに目を細めると顔を逸らし、メンバーの方を向いた。



SY｢A先輩顔真っ赤じゃないですか〜｣


『だって、こんな所で会えると思ってなくて…っ』




嬉しすぎて涙が出そう。

ごめんねユンギ。

いけないってわかってる。でも、今だけ。

今だけは喜ぶのを許して…？




JM｢あれれ？ シュガヒョンも顔赤くないですか？｣


｢うるさいな、気の所為だよ｣


JN｢お兄ちゃんには隠せないぞ〜？｣


｢気の所為ですって……｣





そうやってメンバーにいじられてるユンギ。



ねぇ、ユンギ。


ユンギも顔が赤くなってるの？


それはファンからの愛情か、私からの愛情のどっちで赤くなっているの？




いつか、おしえて。

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