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「……おう。好きだ」
それ以外に返す言葉が見つからなかった。
嫉妬するほどAの事が好きなのは事実。
俺も同じように、笑って返す。
好きだって。
『あー、ま…って』
「うん？」
『ごめ、ちょっと見な…いで』
そう言われても、気になるものは気になる。
Aの顔を覗き込むと
みるみる赤く、
林檎のように染まっていった。
その様子に目を奪われる。
余裕…ない？
あんなに余裕ありそうな感じだったのに。
…はは。かーわいい。
あんなに余裕そうに笑っていたAも
余裕がなくなって照れているのだと分かると、
途端に何故かおかしくなって
緊張していた頬が緩んで笑ってしまった。
「かお、まっか」
『見ないでって、言ったのに』
目に薄い涙の膜を浮かべて
じと…とむくれて俺を見る真っ赤な林檎さん。
真っ赤な顔でじとって見ても、可愛いだけだな。
「好きな子の顔、見たいだろ」
『〜〜っ！』
声にならない声を上げて、
Aはそっぽを向いてしまった。
そんな姿も可愛くて、
それでいてもっと意地悪してやりたくて
たまらなくなる。
「…A」
優しく名前を呼ぶと、真っ赤な林檎は
おそるおそる…といった様子で俺の方に振り返った。
そして、もう絶対に目を逸らせないように
俺を見続けるように
熱くなった林檎の両頬に手を添える。
「俺、Aの事ちょう可愛いって思ってるし、誰にもやりたくないくらい好きなんだけどさ…おいコラ、逃げんな」
『うぅ〜…！ これ、恥ずかしい…』
「いいから。最後まで聞いて」
下を向きかけたAの顔をぐっと持ち上げて、
鼻と鼻が付くくらいの距離まで近づいて
話を続ける。
「俺はそのくらい好きだけど、Aは俺以上に」
…本当に、俺よりも
他の誰よりも
.
「俺の事、大好きすぎるな」
.
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桔梗(プロフ) - ハクさん» お返事ありがとうございます！楽しみに待ってます^_^ (2020年8月7日 21時) (
レス) id: 0a506d7e76 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 桔梗さん» コメントありがとうございます^^第一時のリクを全て消化した後に燃え尽きていなければ頂きます...！(でもまっつん推しなので書く可能性大) (2020年8月7日 19時) (レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
桔梗(プロフ) - このシリーズのお話をいつも読むのが楽しみです！！いつか、松川さんのバージョンも書いてください！！これからも楽しみにしています！！ (2020年8月7日 9時) (レス) id: 0a506d7e76 (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - 麦さん» コメントありがとうございます〜！！つむさむは個人的に書こうと思ってネタを仕込んであるので、後々書かせていただきますね〜！ (2020年8月6日 21時) (レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
ハク(プロフ) - やなさん» あとがきにてフラグについてのお話をさせて頂きました。目を通して下さると幸いです。ご指摘ありがとうございました。 (2020年8月6日 21時) (レス) id: 63b947b75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハク
| 作成日時：2020年7月26日 22時
