第7話 ページ9
そうそう、私達は日頃何してるか教えようと思う。
大体は組手の稽古…物作りや畑作りやらをしているのが最近している事。
みんなも森に行ったり、自分の好きな事をして過ごしているが…やはり物足りない。
前はバトル三昧だった為、みんな戦いたくてたまらないし、“イレギュラー”が来るのも本当にたまにしか来ない。
しかも手応えのある奴は来ないという。
もっと頑張れよ“イレギュラー”。
なので、たまに浜辺でちっちゃい祭り的なのを開いたりしてる。
ボイちゃんが来てくれたお陰で、簡単なトレーニングステージみたいなのを作ってもらい、そこでいつものバトルみたいなのをしている。
しかしカードは無いので自分の力でどうにかしてもらってます。
“バグ”のお陰で新たな力が出ている子も居るし、なくても行けるっていうのが意外と多い。
それと優勝賞品…というかBMもカードも無いので今日の晩御飯を何にするかとか欲しい家具を言ってもらい私が作るということしかできない。
それがいつもの日常である。
とある日、私は少し暇と思い、森に来ていた。
そして何故かリリカと13とマルコスが付いてきた。
『ねぇ、なんで付いてきた?』
「テメェが変なことしねぇ様に」
『しないし』
「この前、新技ができたとか言って“イレギュラー”に突っ込んで捕まえられそうになった奴が何言ってんだ」
『うっさいな。テメェの髪編み込みすんぞ。おまけに可愛いリボンつけちゃる』
「おーおーやってみやがれ。その前に2丁拳銃でテメェの顳顬撃ち抜いてやんよ」
「もー!喧嘩してないで早く進んでよ!!」
「……(困」
13と喧嘩をしていると、少し困った顔をしているリリカとその辺で拾った枝を振り回しているマルコスがそう言った。
やめてマルコス、当たったら吹っ飛ばされる。
「というかAちゃん。そのバインダーって何?」
『これ?地図でも作ろうかと思って』
「の、割には適当だな。テキトーに囲って“森”って書いてんじゃねーか」
13は私の後ろからバインダーを覗き込む。
『仕方ないじゃん、座標とかわかんないし。そこのハイスペックニートさん出来る?』
「んー?別にしても良いけど…うわっ本当にザックリ描いてある…ちょっとまってよ〜。えーっとこの辺りが今の位置だから…」
マルコスは鉛筆をザカザカと動かしていく。
『流石ハイスペック。もう浜辺と森の位置描けてる』
マルコスが描く地図には細かく今通っている道や浜辺の形などがすでに描かれていた。
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から傘(プロフ) - この作品すごく好みでした、次の話も期待しています!! (2020年3月14日 4時) (レス) id: 3a0b2e4785 (このIDを非表示/違反報告)
青蛇(プロフ) - 旅人さん» ありがとうございます。自分的にも気に入っている世界観なのでコレからもお楽しみくださいませ (2019年2月6日 20時) (レス) id: c680f9d767 (このIDを非表示/違反報告)
青蛇(プロフ) - ペンギン太郎さん» ありがとうございます。唯一バグが無いキャラなので性格を少し濃いめ?にしました。アダムも出てくる予定はあるのでお楽しみ下さいませ (2019年2月6日 20時) (レス) id: c680f9d767 (このIDを非表示/違反報告)
旅人(プロフ) - とても楽しく拝見させていただいてます!あまり見ないストーリーと(元からではありますが)個性豊かで魅力的なキャラ達に心奪われました… 尊すぎる 無理のないよう、更新頑張ってください! (2019年2月6日 20時) (レス) id: 42db0291b9 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン太郎(プロフ) - ここのアダムが変態っぽくてすごく好き…応援してます!無理しない程度に頑張ってください! (2019年2月6日 7時) (レス) id: a451b06430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青蛇 | 作成日時:2018年11月8日 21時