第10話 ページ12
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そして2日後、目を覚ますとアダムが横で椅子に座って寝ていた。
てか、ここ布団じゃ無くてアダムが寝てたベットじゃん。
呼吸…安定している…汗もかいていないし…目の周りの傷も治ってる。
ちょっと前に起きて、私を移動させたんだろうか。紳士め。
私はベットの傍に置いてあるペットボトルの水を一口飲み、少し落ち着く。
さて、こいつを起こすか…。
私は彼の額まで腕を伸ばし
ーゴッ!
「ぐっ!?」
『おはよーアダム』
デコピンをした。
この腕でやられると地味に痛いので、アダムは椅子から落ち、額を抑え痛みに耐えていた。
「お、おはようございます…体調はどうですか?」
『いや、それはこっちのセリフ。こっちは良好。アダムは?目が見えにくいとか痛みがあるとかは?』
「俺も大丈夫です。目も見えますし痛みも感じません。…本当にありがとうございます。目を治して頂いて」
彼の左眼は相変わらずあの綺麗な金色では無く、銀色だが目にも目の辺りも痛みがないそうだ。それに性格もしっかりしているし…バグの影響は無さそうかな。
「何かお礼をしたいのですが…今俺が貴女に出来ることはこの体を貴女に捧げる事なら…」
『待て待て、私はそんな趣味はない』
アダムはコートを何故か脱ぎ始める。そして少し頰を赤らめるな。
私は今はそんな欲は無いし…。
私は腕を伸ばし、シャツのボタンを外しかける手を止めた。なぜ残念そうな顔をする。
「そうですか…では何を」
『うーん、今空いてる事は…服飾織物と…バグ対策の制作…後は森の警備くらいかなぁ』
「森の警備ですか、それならお安い御用です。それと…“イレギュラー”を倒したら何か…ほ、褒美は…」
何故顔を赤らめてこちらを見るんだろうか。
『晩飯決められる事ぐらいです。うん、警備お願いします』
「はい、お任せください!」
アダムは凄くいい顔をして返事をした。
…“元のデータ”のアダムよりかはマシ…なのかな?
…性格がバグってんじゃないかなぁと思う奴が増えたのであった。
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から傘(プロフ) - この作品すごく好みでした、次の話も期待しています!! (2020年3月14日 4時) (レス) id: 3a0b2e4785 (このIDを非表示/違反報告)
青蛇(プロフ) - 旅人さん» ありがとうございます。自分的にも気に入っている世界観なのでコレからもお楽しみくださいませ (2019年2月6日 20時) (レス) id: c680f9d767 (このIDを非表示/違反報告)
青蛇(プロフ) - ペンギン太郎さん» ありがとうございます。唯一バグが無いキャラなので性格を少し濃いめ?にしました。アダムも出てくる予定はあるのでお楽しみ下さいませ (2019年2月6日 20時) (レス) id: c680f9d767 (このIDを非表示/違反報告)
旅人(プロフ) - とても楽しく拝見させていただいてます!あまり見ないストーリーと(元からではありますが)個性豊かで魅力的なキャラ達に心奪われました… 尊すぎる 無理のないよう、更新頑張ってください! (2019年2月6日 20時) (レス) id: 42db0291b9 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギン太郎(プロフ) - ここのアダムが変態っぽくてすごく好き…応援してます!無理しない程度に頑張ってください! (2019年2月6日 7時) (レス) id: a451b06430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青蛇 | 作成日時:2018年11月8日 21時