・ ページ10
帰り道、麻耶と実希のことを考えていた
麻耶は私が変わったと言っていた
そうかな？私って変わった？
自分じゃ全然分からない
例え私自身が変わったとしても私が2人を大事に思う気持ちは変わらないのに
なにか間違ってるのかな…
薄々遙真くんが前とは違うことは分かっていた
それでもいいと思った
遙真くんが私を大事に思ってるのは変わらないし私もそうだから
私の知ってる遙真くんは異性の連絡先を消せなんて言う人じゃない
でも……でも……でも……
最近はこうやって理由付けをしては納得してきた
私は間違ってない
あと少しで遙真くんの家に着くという所で急に腕を掴まれた
ま「Aさん！！」
『へっ！？ま、まふくん！？』
肘の当たりを掴んで離そうとしないまふくん
この間逃げてしまったことが思い出されてパニックになる
なんで！？昼なのに！？
推しに腕を掴まれる
これだけでも十分パニックだ
ま「話したいことがあって！」
そんな真っ直ぐな目で見ないで欲しい
というか話しかけないで！
『話すことなんてありません
腕を離してください』
こんなところ遙真くんや週刊誌の記者に見られたら言い訳できない
ま「嫌だ、Aさんが話聞いてくれるまで離さない」
『離してください！お願いします！
遙真くんに誤解されちゃうから』
ま「Aさんは変わったね...
もう僕のことは理由にしないんだ
前は「まふくんの活動の邪魔に…！」
とか言ってたのに
そんなふうにAさんを変えたのは白石くんだよね？」
『私は...変わってなんかないです
もちろんまふくんのことも今もしっかり大事です
でも遙真くんに嫌われたくない
見捨てられたくない』
ま「白石くんはAさんどんな目にあわせるか分からない人だよ！？」
初めて遙真くんのことを言葉にされた
どんな目に...
『確かに遙真くんは少し私に執着してるところがあるけど悪い人じゃない！
遙真くんを悪く言わないでください！』
そんなの私だって気づいてる
もしかしたら遙真くんのあの優しい笑顔は仮面だったのかもと思う時がある
『私は遙真くんを信じてます！』
ま「Aさんが変わっていくのを見過ごせない！僕の知ってる...あ」
『どうかした...は、遙真くん...』
振り返ると言い合いをする私たちの後ろに遙真くんが立っていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 205人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむ。(プロフ) - 匿名希望さん» 無事助けられました！良かったです！ (2021年12月19日 17時) (
レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望 - うわァァァん！助かったぁ！！よかったよぉ、、、 (2021年12月17日 22時) (レス) @page31 id: dc7d62c50a (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - りんなさん» コメントありがとうございます！やっと助けられて私も安心です笑 これからの展開楽しみにしててください！ (2021年12月17日 17時) (レス) @page28 id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
りんな - 夢主さんやっと助かった！良かったぁって思ったら夢主さんの優しさが…。面白いです！まふまふさんと繋がってほしいなぁ…。 (2021年12月16日 22時) (レス) @page26 id: 90222c8694 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - 匿名希望さん» コメントありがとうございます！すっごいモヤモヤしますよね...これから先の展開を楽しみにしててください！ (2021年12月13日 22時) (レス) id: 933f1dc348 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ。 | 作成日時：2021年12月8日 21時
