132話 ページ38
そ「それじゃ...まずどっちから話す？」
一瞬の沈黙の後まふくんが口を開いた
ま「僕から話すよ
まず、Aごめんね
僕、浅川くんが危険人物って分かってた
分かってたのに、窺うばっかで何もしなかった
もっと早く、行動するべきだった...ほんとごめん」
そんな...知ってたなんて
『まふくん...気づいてたの？』
ま「前にAの文化祭にこっそり行った時にね、2人が話してるの聞いちゃって...そこから」
『そっか...ていうか来てたんだ』
ま「浅川くんはさ、その、一応Aの友達だったわけじゃん？
だから言えなくて...」
う「まぁ俺もまふの立場だったら言えない
でもさ、俺達には話して欲しかった」
ま「悪いと思ってる、ごめん」
そ「次、A話して？」
『うん...まず私も3人に隠してたことあるの
去年さ、駅のホームから私落ちたじゃん
あれ本当は事故じゃなくて...突き落とされたの
今となっては浅川くんの仕業なんだなって分かるんだけど...その時は怖くて咄嗟に足を滑らせた、って話しちゃった
ごめんなさい』
さ「はっ、まじなん？」
『...』
そ「Aが1人で抱え込む性格ってのは知ってるけど...
あー！気づけなかった俺にも何も言わないAにも腹が立つ！！」
ま「僕は気づいたんだけど秘密にしてくれって頼まれて...みんなには言うべきだった」
『本当にごめんなさい』
さ「1人で怖かったやろ？」
う「Aって色々スペック高いから忘れがちになるけどまだ子供なんだよ？
もっと頼って欲しい」
『さかたん...うらさん...』
そ「それで、今日はなにがあったの？」
『うん、今日はいつも通り2人で帰ってたら家の前に浅川くんがいて...
私に向かって包丁持って走ってきたの
そしたら...蒼が...』
今でも覚えてる.....忘れるなんてできない
さ「蒼がAを庇ったんやね...」
こくんと頷く
そ「2人とも教えてくれてありがとう
でももう1人で抱え込まないで
何かあったら話すこと！」
まA「『はい』」
隠すのはもうやめよう...しっかりと心に誓った
う「よし、腹減ったしなにか食うか！」
さ「そやね！久しぶりにデリバリー頼もう！」
『私はご飯いいや
部屋、戻るね おやすみ』
みんなの温かさが私を落ち着かせてくれる
それでも蒼のことを思うとご飯も喉を通らない気がした
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ねむ。(プロフ) - 空璃さん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していくので楽しみにしててください！ (2021年2月14日 11時) (
レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
空璃(プロフ) - すごいおもしろくてどハマりしました~!!これからも頑張ってください応援してます!! (2021年2月14日 2時) (レス) id: 6a5f79987a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん@抹茶 - ねむ。さん» 100→シリーズ100 (2021年1月28日 21時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん@抹茶 - ねむ。さん» 別にこれが100まで続いても(ねーよ)見続けまっす！ (2021年1月18日 20時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - 抹茶さん» ありがとうございます！長期になると思いますが見てくれると嬉しいです！！ (2021年1月16日 1時) (レス) id: 933f1dc348 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ。 | 作成日時：2021年1月15日 7時
