128話 ページ34
まふまふside
梅雨時で今日も雨
だけど家の中にずっといる僕には関係なくて今日も曲作り
『...！！』
雨音に混じって聞こえる誰かの叫び声
聞き間違いとも思ったがその声はどんどん大きくなるばかり
痴話喧嘩でもしてるのか？
僕の耳がいいせいか雨の中でも聞こえてしまうその会話に少しいらいらとする
人の家の前でしないで欲しい...
何分経っても終わる気がしないので一言くらい注意しようと思った
ま「家の前で何してるんですか...って、A！？
え、これは何...蒼？蒼！？」
家の前にいたのはAと蒼と...一人の男性
レインコートを着ておりその場にしゃがみこんでいる
蒼は血を流して倒れていてAは泣き叫んでいる
なんだこれ...
蒼を揺さぶるも起きる気配はない
とりあえず医療関係に詳しい坂田と救急車を呼ぶことしか考えられなかった
ま「坂田！！！！」
靴を乱暴に脱ぎ捨てなけなしの体力で階段をあがる
ま「坂田！今すぐ来て！！」
さ「おう、まふ...どうしたん？」
ま「僕もよく状況は知らないけど...外で蒼が血を流して倒れてる」
さ「は？なんでそんなことになってるん！？」
ま「分からない...」
さ「分かった、とりあえずまふは救急車呼んで
俺は蒼のところ行く」
坂田に指示された通り救急車を呼びながらそらるさんとうらさんにも事情を話した
「10分くらいで到着します」
ま「よろしくお願いします！！！」
電話を終えもう1件とある所にかける
それも終わってもう一度向かうと事態はさらに悪化していた
Aが蒼の隣に倒れていたのだ
ま「A！？」
さ「Aは気を失っているだけや大丈夫
問題は蒼...顔も唇も真っ青や
とりあえず2人とも家に運ぼ」
ま「そらるさん、Aお願いしていいですか？」
そ「んぁ？いいけど...」
ま「僕は...
この人と話します
ね、浅川くん？雨の中なんて寒いですから家の中へどうぞ？」
浅川くんはゆっくりと僕の顔に焦点を合わせた
浅川「え...あ俺...その...」
ま「言い訳なんて通用しねぇんだよ」
自分でも驚く程に口が悪くなってしまった
それでも...
これは俺が悪いんだ、という罪悪感は拭えなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 79人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむ。(プロフ) - 空璃さん» コメントありがとうございます！これからも頑張って更新していくので楽しみにしててください！ (2021年2月14日 11時) (
レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
空璃(プロフ) - すごいおもしろくてどハマりしました~!!これからも頑張ってください応援してます!! (2021年2月14日 2時) (レス) id: 6a5f79987a (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん@抹茶 - ねむ。さん» 100→シリーズ100 (2021年1月28日 21時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃん@抹茶 - ねむ。さん» 別にこれが100まで続いても(ねーよ)見続けまっす！ (2021年1月18日 20時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - 抹茶さん» ありがとうございます！長期になると思いますが見てくれると嬉しいです！！ (2021年1月16日 1時) (レス) id: 933f1dc348 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねむ。 | 作成日時：2021年1月15日 7時
