天才ボカロPの正体はJK 3【歌い手】【シェアハウス】

121話 ページ27

学校が終わり、家に帰ると蒼が明後日のことをツイートしていた






明後日、大事なお知らせをします。


俺を応援してくれている人達には来て欲しい放送です。








文字を見て私も心が引き締まる感じがする



ちゃんと言うんだ……





今日は曲作りに没頭しよう



そう思った時、



ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…



スマホが鳴った


ん！蒼だ！！！



『もしもし』



s「やっほ〜！」



『どーしたの？』



s「緊張してるかなって思って」



『してるに決まってるじゃん』



s「俺も〜」



『そんな風には見えないけど？』



s「実は緊張してるんだよー」



『でも、少し話して落ち着いたかも』



s「ほんと？なら良かった」



『ちゃんと、蒼のこと好きですって言うからね！』



s「お、それは期待だなぁ〜」




何気ない会話も心地よくて「恋して良かったな」と感じる




s「あのさ、俺に書き下ろししてくれた曲タイトル変えていい？」



『いいけど…発売来週だよね？間に合うの？』



確か私がつけたのは『初恋』だった




何に変えるんだろ？



s「大丈夫。間に合わせるよ！」



『それじゃ楽しみにしてるね！』



s「うん、また明日〜バイバイ！」




そこで通話は切れた



━━━━━━━━━━━━━━━


浅川 side


なんで、が止まらない



瀬名さんは俺のものでしょ？


瀬名さんと釣り合うの俺くらいだよ？



なのに俺の邪魔ばっかりするあの早川という男が気に入らない



もうそろそろ瀬名さんに新しい「俺」という傷を付けなくちゃ




歪んだ愛なんかじゃない、これは正常な愛なんだ




君を手に入れたら二度と傷つけない



だから早く俺のものになってよ




……もう仕方ないのかな







それならもう××だけだ

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