失恋系少女＿地縛少年花子くん＿

にじゅう！ ページ22

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｢なるほど！ハナは普のこと好きだったんだ〜｣

｢でもさ〜、普って好きな子居るよ〜？｣


『知ってますよ！喧嘩売ってるんですか？！』


｢まぁまぁハナちゃん落ち着いて｣


｢ハナさんこれからどうするの？｣


『.....えっと、もう近づくつもりはないです』


｢え....？何かあったの？｣


『失恋してますから...』


｢うーん、それよりもさー｣

｢なんで俺のこと見えるのー？｣


『こわいこわい刃物はこわい』




*




｢へー、普の助手2号だったんだー｣



｢ん....？じゃあそんな簡単に仲間から抜けていいのか？｣


｢ｽｯ｣



興味津々の司くんと、
夏彦先輩(夏彦さんはやだ！By夏彦)を他所に

1人優雅に紅茶を飲む桜さん。可愛い()




『いいと思いますよ、もう1人男の子も居たんで』


｢へー。｣
｢じゃーさ、ハナは死ぬの？｣


『死なないですよ』


｢そーなの？なんでなんで？｣


『人間じゃないからです』



｢えぇっ？！ハナちゃん怪異なの？！｣


｢あら？そうだったの？｣



『怪異.....まぁ、人ならざるものではあります』

『怪異とは違う気がしますが.....』



｢へー！オモシロイね！！｣

｢なにができるの〜？｣



『.......なにができる....？』

『.......』


｢？｣


『.......』


｢.......？｣


『.......。水？』


｢どういうこと？！全然わからないよ？！｣

｢へー！水なんだー！｣

｢わかったの？！｣




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それから4人で沢山話したけど....


どうやら桜さんたちは悪い事をしているみたい。


でも....話してると悪い人だとは思わない。


なんか、むず痒いなぁ。







ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ、




『ぁ、もうこんな時間....？！』


｢ハナ帰るのー？｣


『帰ります！お邪魔しました！』


｢待って☆｣


『？！？！』




帰ろうと立ち上がった瞬間、
司くんに肩を強く押されて椅子に座り直した。
....え？()



『.......だ、だいぶ荒っぽいデスネ』


｢そうなの。猫みたいでしょ？｣



..............、ペット...ｯ！！(気づいた)


え、桜さんも中々個性強い....()

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