じゅうなな！ ページ19
*
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ﾊﾞﾀﾝｯ
ドアが閉まっても、誰も喋らない。
そりゃそうだよね。
ハナちゃん、何があったんだろう。
あんなに苦しそうな顔は初めて見た。
あれは.....泣くのを我慢してる顔だった。
私の推測で言うと、ハナちゃんがあんな顔をするのはただ1つ。
花子くんのことが関わっているときだ。
それなのに。
｢.....花子くん！なんで外見てるの？！｣
｢んー....なぁに？ヤシロ？｣
｢なぁに？じゃないでしょ！！！｣
｢ハナちゃん行っちゃったよ....？｣
｢んー.....｣
｢お、おい花子.....大丈夫か.......？｣
｢んー｣
｢せ、先輩....これは.......((ｺｿｯ))｣
｢源くん.......((ｺｿｯ))｣
｢｢.......これは...＿ ｣｣
*
『ｯうぅ、ｸﾞｽｯ....』
また屋上に来てしまった....
なんにも成長してないなぁ、私。
同じことで傷ついて、ホントに何してんだろ...
｢.......あら？ここでなにしてるの？｣
『？！』
俯いていて気づかなかったけど、いつの間にか人が来ていたらしい。
驚いて顔を上げて、もっと驚く。
そこにいたのは....綺麗なおねえさん。
『っあ、貴女は.......？』
｢私？....私は七峰桜よ｣
『七峰....さん、』
なんだろう....この人、なんか変....？
人間じゃないみたいな、雰囲気が独特だなぁ
こういうの、どこかで....＿＿
｢....それで？貴女の名前は？｣
『私ですか？私はハナです』
｢ハナさん、よろしくね｣
『ｯ！.....はい、お願いします』
そうだ、わかった。
この感じ。
八尋さんと同じなんだ。
きっとこの人の近くには、怪異が居るんだ。
あんまり、関わっちゃダメかもしれない。
『あの、七峰さん＿ 』
｢桜でいいわ｣
『.......桜さん？』
｢えぇ。何かしら？｣
『桜さんは、どうして屋上に？』
｢少し外の空気が吸いたくてね｣
『それで屋上に？中庭の方が近いですが....』
｢中庭はあまり好きじゃないの｣
『そうなんですか、何かあったんですか？』
｢.....｣
『ｯ...ぁ、すみません、』
『初対面で詮索しすぎでしたね』
｢いいえ、平気よ｣
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心音 - すっごい面白いですね。名字同じグヘへへへ (2021年2月9日 7時) (
レス) id: 151c54b00a (このIDを非表示/違反報告)
五十嵐 - もう好き。ストーリーとか全部好き。絶対最後まで応援しますっ！！ (2020年4月7日 18時) (レス) id: c104286198 (このIDを非表示/違反報告)
遥 - いつ更新しますか?お楽しみ (2020年4月7日 11時) (レス) id: 08cfac3417 (このIDを非表示/違反報告)
刃華禰 - この話めちゃおもろいっすね！更新楽しみにしてます！ (2020年3月19日 4時) (レス) id: 022f9f82f7 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - わーい！！お揃いだぁ（≧∇≦） (2020年3月6日 23時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華獄 | 作成日時：2020年2月18日 7時
